- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522093
感想・レビュー・書評
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もう愚かでいいじゃない!!
わたしはこういう話が好きです。 -
まあ、よくある感じです。
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俺を好きになってくれただけで充分だから。
主人公の謙人は片想いの相手・新藤から
友人の吉島が好きだと相談されてしまう。
元々叶わないと諦めていた恋だ―。
謙人は辛い気持ちを押し隠し、
新藤の恋を応援することにするのだが…?
謙人の切ない気持ちや
和気藹々としたサークルでのやりとりなど
日常の描写がとても自然で
すごく良かったと思います。
ゲイの謙人が片想い中の新藤から
吉島が好きだと打ち明けられ、
嫉妬や悲しみでいっぱいいっぱいになる所など
読んでいて本当に悲しくなってきます。
しかし謙人が勢い余って告白した後が残念。
新藤が告白に驚き悩んで新藤を好きになる、
という流れなら良かったと思うんですが
「元々謙人が気になって見てたんだけど
男を好きになるわけないと思ってて
隣にいる吉島が好きだと勘違いしてた」
っていう流れがしっくりこない。
他に好きな人がいても、
思いもよらない人から告白されて
そっちが気になってその結果
好きになることはよくあることなのに、
わざわざ勘違いだったことにするのは不自然。
ゲイの主人公がノンケに恋をして
辛い思いをする、というせっかくの設定が
活かしきれない終わり方だった気がします。