征服者は貴公子に跪く (ディアプラス文庫)

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著者 : いつき朔夜
制作 : 金 ひかる 
  • 新書館 (2009年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522185

征服者は貴公子に跪く (ディアプラス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 好きです!
    いつきさんの本はいくつか高評価のものを読みましたが、これが1番好きです。
    お城に住む年若い王子様(ドイツの貴族)にいつしか夢中になっちゃうエリート実業家(日本人)。
    王道です。異文化コミュニケーションです。
    視点は受のドイツ人貴族の青年。
    冷たい印象の日本人ビジネスマンが時折見せる優しい一面に、なぜかドキドキ!?・・・もうすこし攻視点も欲しかったところではありますが、新婚旅行(!)まで書いていただけただけで満足かも。

  • 日本人ホテルオーナー×ドイツ人貧乏侯爵。騎士と王子様。買収から始まり反感や戸惑いを覚えつつ、思いを通じ合わせる王道ストーリ。透明に澄んだ空気感が伝わり最後まで楽しく読める。城の佇まいや風景描写、日本とドイツの文化等細かく書き込まれていてシーンごとの情景が目に浮かぶのも楽しい。

  • とっても好きな一冊!
    冬になると読み返したくなる小説です。
    ドイツ人侯爵でゴルトホルン城の城主パウルと日本人ホテルチェーンオーナー牟田のお話。
    始まりは多額の借金のために牟田の会社にパウルが城を売却するところから始まります。

    冒頭、牟田が「あなた(パウル)込みで城を買ったのです」なんて高圧的な態度に読んでいて「なんじゃこの俺様は…」となりましたが、それも最初だけで、読んでいるうちにパウルの視線で牟田がどういう人間なのかが分かってくるのでどんどん魅力的なキャラクターになっていきます。
    ドイツ人にも見劣りしない体格がよく、男くさい牟田がおとぎ話をよく知っていたり、パウルのことを平気で「王子」やら「姫」と呼んで大切にしているところなんかギャップが可愛らしかったです。
    パウルの方は立場上城主ということもあり、優雅で毅然とした態度なのですが、牟田だけに見せる怒った態度や泣き顔がとても魅力的でした。
    こんなにも男らしい完璧な牟田さんですが、こと恋愛に関してはどうも不器用らしく、パウルを好ましく思っているのにそれがうまく伝わらなかったり好意がからまわりしていたりと、とても不器用でなんだか可愛い。
    秘書の薬師寺と牟田が日本語で会話しているところはパウル目線なので何の会話をしているのかまで書かれていないのですがきっと薬師寺にパウルとのことを相談していたのかなぁ…なんて想像するとほほえましかったです(笑)
    いつき先生ご自身もドイツに在住されていたこともあるとのことで、とても丁寧な描写がすばらしかったです。特にドイツ料理の数々、とても美味しそうでした。
    パウルが敬虔なクリスチャンなので男同士で恋愛関係になることへの背徳感も丁寧に描かれていて、神に背いてでも牟田と一緒にいたいというパウルの強い気持ちが胸にぐっときました。

  • ドイツ語圏に旅行に行きたいこういうホテルに泊まりたい!

  • 不器用さんな二人のラブのお話…

    元貴族の主人公、財産の殆どを手放すことになり
    自分の住むお城も売却…
    購入したのは、一見冷淡な日本人

    時間とともに打ち解けていく二人の物語です
    ドキドキハラハラはしませんが、たのしく読めました

  • 叔父のせいで城を手放すことになったドイツ青年貴族と、その城をある目的があって購入した日本人ホテル王のお話。
    パウルが牟田にゆっくり惹かれていくところが好きで、最初は冷たい人だと思っていたのに、童話を知っているところや夢想家ではあるがそれを実現させるだけの力をもつ実業家でもあるところに魅力を感じる・・・と乙女になるパウル。牟田だって、城が欲しかったのか、パウルがいたから城を買ったのか。いつき先生が実際にドイツにいらしたとのことなので、ドイツの静かな冬の情景とクリスマス市、食べ物のことなど読んでいて楽しいです。
    新しい本を買って失敗したな~と思ったときに、頭の中直しに読み直す本。

  • 金で買った、みたいな話にありがちな受けが可哀想という雰囲気はなく、明るく、自然に紡がれて行く。そこがいつき先生ならではだなあと思いました。品良く綴られるbl版ハーレクイン。ドイツの冬の情景(特にクリスマス)の描写も素敵だし、気持ちよく世界に浸れます。あ、珍しくお仕事ものじゃないですね。

  • いつきさんの本をはじめて読みました。
    とてもよかったです。他の本も読みたいです。

  • 2010年6月8日

  • これはいいロマンス小説。
    いや、メルヘン小説かな。

    時は1980年代。
    ゴルトホルン城の主、パウルは、第二十代ヒルシュヴァルト侯爵。つまり正真正銘の貴族です。
    諸事情により多額の借金を抱えていて、最後の手段として城を売却しホテルに改装することを決意します。
    その売却先が日本のホテルグループで、その次期総帥がタイトルにある征服者たる牟田です。

    しかしこの牟田、地位相応の尊大さはあるもの征服者というにはあまり傲慢さが感じられず、誠実で堅実で良識がある。
    全編が貴族としての矜持と礼節を重んじるドイツ人であるパウルの視点で書かれているので、日本人で異邦人の牟田が大変興味深く魅力的な存在に感じられます。

    ドイツのお菓子や酒や料理の描写がとてもおいしそうで食欲をそそります。
    ドイツに興味ある人は是非。

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