征服者は貴公子に跪く (ディアプラス文庫)

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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522185

感想・レビュー・書評

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  • 好きです!
    いつきさんの本はいくつか高評価のものを読みましたが、これが1番好きです。
    お城に住む年若い王子様(ドイツの貴族)にいつしか夢中になっちゃうエリート実業家(日本人)。
    王道です。異文化コミュニケーションです。
    視点は受のドイツ人貴族の青年。
    冷たい印象の日本人ビジネスマンが時折見せる優しい一面に、なぜかドキドキ!?・・・もうすこし攻視点も欲しかったところではありますが、新婚旅行(!)まで書いていただけただけで満足かも。

  • 日本人ホテルオーナー×ドイツ人貧乏侯爵。騎士と王子様。買収から始まり反感や戸惑いを覚えつつ、思いを通じ合わせる王道ストーリ。透明に澄んだ空気感が伝わり最後まで楽しく読める。城の佇まいや風景描写、日本とドイツの文化等細かく書き込まれていてシーンごとの情景が目に浮かぶのも楽しい。

  • ドイツ語圏に旅行に行きたいこういうホテルに泊まりたい!

  • 不器用さんな二人のラブのお話…

    元貴族の主人公、財産の殆どを手放すことになり
    自分の住むお城も売却…
    購入したのは、一見冷淡な日本人

    時間とともに打ち解けていく二人の物語です
    ドキドキハラハラはしませんが、たのしく読めました

  • 叔父のせいで城を手放すことになったドイツ青年貴族と、その城をある目的があって購入した日本人ホテル王のお話。
    パウルが牟田にゆっくり惹かれていくところが好きで、最初は冷たい人だと思っていたのに、童話を知っているところや夢想家ではあるがそれを実現させるだけの力をもつ実業家でもあるところに魅力を感じる・・・と乙女になるパウル。牟田だって、城が欲しかったのか、パウルがいたから城を買ったのか。いつき先生が実際にドイツにいらしたとのことなので、ドイツの静かな冬の情景とクリスマス市、食べ物のことなど読んでいて楽しいです。
    新しい本を買って失敗したな~と思ったときに、頭の中直しに読み直す本。

  • 金で買った、みたいな話にありがちな受けが可哀想という雰囲気はなく、明るく、自然に紡がれて行く。そこがいつき先生ならではだなあと思いました。品良く綴られるbl版ハーレクイン。ドイツの冬の情景(特にクリスマス)の描写も素敵だし、気持ちよく世界に浸れます。あ、珍しくお仕事ものじゃないですね。

  • これはいいロマンス小説。
    いや、メルヘン小説かな。

    時は1980年代。
    ゴルトホルン城の主、パウルは、第二十代ヒルシュヴァルト侯爵。つまり正真正銘の貴族です。
    諸事情により多額の借金を抱えていて、最後の手段として城を売却しホテルに改装することを決意します。
    その売却先が日本のホテルグループで、その次期総帥がタイトルにある征服者たる牟田です。

    しかしこの牟田、地位相応の尊大さはあるもの征服者というにはあまり傲慢さが感じられず、誠実で堅実で良識がある。
    全編が貴族としての矜持と礼節を重んじるドイツ人であるパウルの視点で書かれているので、日本人で異邦人の牟田が大変興味深く魅力的な存在に感じられます。

    ドイツのお菓子や酒や料理の描写がとてもおいしそうで食欲をそそります。
    ドイツに興味ある人は是非。

  • 守り続けていた城を売らざるをえなくなった若き城主と、ホテルとして利用するため城主ごと城を買い取った実業家。金ひかるさんのイラストのおかげか、設定から予想していたよりも、落ち着いた雰囲気。貴族といっても家族的な描写が多く、ゴージャスでドラマティカルな展開でもなく、ちょっとしたアクシデントのようなもので互いを理解し、少しずつ距離を詰めていく。

  • 征服者は貴公子に跪く:小説DEAR+ 08年ハル号(Vol.29) 
    貴公子は騎士に護られる:書き下ろし

  • 【あらすじ】
    両親、そして財産を失い、先祖代々の居城を手放すことになったパウル。ところが、契約書にサインを済ませたとき、売却先である日本のホテルチェーンから来た牟田は、かすかな笑みを浮かべて告げたのだ。「あなたも込みで買ったのですよ」と。男の傲岸さに最初は反発を覚えたものの、無表情ながら冷血漢ではない牟田と徐々に心の距離が近づいてゆき…。

    【感想】
    作家買い

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