Don't touch me (新書館ディアプラス文庫)

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著者 : 一穂ミチ
制作 : 高久 尚子 
  • 新書館 (2010年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522390

Don't touch me (新書館ディアプラス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • BLに登場してない職業ってないんじゃないか…!
    特殊清掃員と製薬会社員のお話。面白かったけれど一穂さん独特の繊細で柔らかい美しさがなくて残念。でも一穂作品として、ではなく見ると、面白くてきゅんとしてうまくまとまってるお話だと思う。

  • 特殊清掃人(死体のあった部屋やら腐敗物のある部屋やらそういう
    特殊なところのお掃除屋さん)の攻めと、超潔癖症の受けのお話。

    潔癖症で、歴代の彼女には結局引かれ、傷ついて生きてきたせいか
    開き直ってズケズケモノも言う受け。
    攻めの職業を聞いた瞬間こそ、酷いことを言って攻めを傷つけたりも
    したけれど、側に居て何故か心地良く、おおらかで、受けのトゲトゲも
    受け止めてくれる攻め。最初は友人として急接近する。

    『雪よ林檎の香のごとく』が好きな人なら、気に入るんじゃないかと思う
    ポイントは、2人の会話。『雪よ~』のように、ぽんぽんと心地良い会話で
    2人の気持ちが近づいていく様子に萌えるあのパターンなのだ。

    願わくば、同人で番外書いてくれないかなあ・・・。

  • 特殊清掃員と潔癖症のオゾン層研究職。
    仕事とアイデンティティがうまく絡み合った絶妙な人物造形と会話のテンポの良さ、情景と心理を絡ませながらするする進んでいくドラマ仕立てが心地よい。
    恋に溺れる二人だけにフォーカスが絞られず、同僚の妙子の存在がよいアクセントになっていていいですね。
    いけすかない男、と呼ばれる連は確かにその通りですが、徹底したマイルールで他者を招き入れず生きてきたあたりは計にどことなくキャラクター造形が似ているなと再読していて気づいたり。
    ほんとうの意味で心の奥に触れて欲しくない深い傷を抱えていたのは長谷川の方だったのかな。
    ごくごく自然にするりと惹かれあっていく様にはBLの楽しさが詰まっています。

    そう! これ! 一穂節!!! と、これがまさしく読みたい、の絶妙な言い回しとテンポと流れるような文章がひたすら心地よかったです。とにかく文章のトーンが好きでその勢いに夢中なまま読み通した感がありありと。
    それぞれの空白やいびつさがすっぽり収まりあうようにするりと心を惹かれあっていく様と、飾り気のないテンポの良い会話が心地よいです。
    この男同士ならではのざっくばらんなノリがとても楽しい。
    BLでしか書けない最高に面白い話(でもちゃんとBL)のさじ加減のバランスがとても好きです。

    後半パートで明かされる長谷川の胸の内と二人のざっくりした愛の告白が最高にキュートで好きです。

  • 「20代後半男性の穏やかな日常BL」を読みたい人にはオススメかもしれない。

    ストーリーというよりも、なんでもない日常のシーンや会話だけをひたすら繋げているだけ。

    文章もあまり読みやすいとは言えない。

    これは好みかもしれないが、段落終わりを締める文章のセンスも私と合わなかった。

    キャラクターの口調も一定じゃなくどこか不安定。

    恋愛に発展する流れにもドラマを感じられなかった。
    「BLライトノベルだから」という前提ありきで進んだ展開。

    使う単語や会話の内容を、無理にいまどきの若者風にしてるような雰囲気も受けた。

    総括して、小説を書く能力がそれほど高くない。2010年の本だから、いまはこの作品よりも成長なさってるのだろうか。

  • 特殊清掃員・長谷川×潔癖症・連、最初は連をどうしても好きになれなくて困った… でも読んでいくうちに少しずつ可愛いかな?と思えるように、少しですけどね。長谷川が寛容すぎる、と思ったけど後半の長谷川目線のお話しを読んで、優しくて寛容なだけじゃないんだよなぁと、そんな長谷川が良かった。

  • 潔癖症受けが大らかな攻めに絆される・・・
    って話かなと思ったけど、
    そうでもあったような、そうでもないような。
    最終的には本当に潔癖だったのは
    攻めの方だったんじゃないのかな、と思いました。
    実に生きづらそうな生き方をしてる受けの方は
    徹底したマイルールの元に生きているだけで、
    実はとても単純で、大らかなところもあるのかもしれないな、と思いました。
    特にドラマチックなことが起こるわけでも、
    熱く愛を語り合うわけでもないけれど、
    エッチの時も甘い言葉をささやくでなく、
    むしろ言い合いしながらだけど、
    それが不思議に微笑ましく可愛らしかったです。

  • 【※BL注意】

     製薬会社でオゾン消臭剤の研究をしている連は、潔癖性気味。
     そんな連が同僚の代理で無理矢理合コンに参加させられる。
     けれど、女性たちの連にとっては見ているだけで「気持ち悪い」と感じる行動に行動とお酒に悪酔いした連は、同じく代理で合コンに参加していた長谷川に介抱される。
     翌朝、長谷川宅で目覚めた連は気まずさは覚えたものの、潔癖性の連には珍しく、彼の笑顔も家も居心地よく感じる。
     思いがけず楽しい時間を過ごした連だったが、数時間後、仕事相手として長谷川と再会した連は、彼の仕事が「清潔」とは程遠いものだ、と知って……

     という話でした。
     どうしても許せない自分の個人的な問題と、相手も譲れない仕事と……。
     二人の中に横たわる溝は大きいけれど、それでも惹かれていかざるを得なくて……という感じで、何だかじわじわ沁みて行く感じの暖かい物語でした。
     柔らかい物語がとってもよかったです。

     作者さんの書く文章の雰囲気とか温度ってあると思うんですけど、この物語はちょうどそれが「体温」って感じられる物語で中身が何であれ、あったかいなあ……って感じました。そして文章が呼吸のように中に入ってくる。
     とってもいい話でした。
     ほのぼのした話がお好きな方には是非、オススメします。

  • 潔癖症ツンデレ可愛い(*^ω^*)

  • 職業やパーソナリティの設定が面白くて、気持ちの揺れ方や互いへの思いがちゃんと見えるいい作品だったと思う…

    けど、ちょっと読みづらかった。目線は一定で、話で切り替わったけど、どっちのセリフなのかすんなり入ってこなかった。
    文脈なのか雰囲気なのか。

  • ずっと積んでてやっと読んだ。一穂さんの本は何故だかさらっと読めないというか、いい意味で構えてしまうというか。連は身近にいたら大変そうなタイプだけど憎めないかわいいやつ。一穂さんの作品にしては少し物足りなさも感じたが、ポンポンとはずむ会話とか、やっぱり好き。

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