札幌の休日1 (新書館ディアプラス文庫 241)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 130
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522413

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい文章。とくに導入は上手かった。
    個人的な感想なのかもしれないけど絵があまり好きじゃない。この作品にこの絵柄は合ってない気がする。絵が無いほうがこの本いい。
    (ごめんなさい)

  • 久々に『丁寧でしっかりした』BLを読んだ気がした。
    もどかし切ない系のお話は大好物です。

  •  この本読んだら、絶対、続きが欲しくなる……! と思ったら案の定でした。

     主人公の皇は、大学二年生。
     複雑な家庭の事情から、今まで人と深く関わらずに過ごしてきた皇は、せめて大学の四年間だけでも自由を満喫しようと、札幌を進学先に選んだが、今までの生活からどうやったら毎日を有意義に過ごせるかどうかわからずにいた。
     そんな皇の家の隣に越してきたのが、皇と同じ大学に通う2つ年上の芦谷。
     今まで自ら人と関わりを持とうとしなかった皇が、どういう訳だか、芦谷に対しては自分から興味を持ち、あまつさえ、初対面なのに食事に誘う、という行動に出た。
     それから、芦谷は皇の友人となり、皇の世界を開く鍵となった。
     芦谷に引っ張られるようにして、次第に行動範囲が広がる皇。
     そして次第に、芦谷に自分以外の交友関係があることが耐えられなくなってくる。
     この気持ちがなんなのか、最初は理解できなかった皇だったが、それが「恋」であることを知る。

     という話でした。
     この話、続刊が有るので、この巻では皇が自分の気持ちをようやく「恋だ」と認めるところで終わってしまっています。
     なので、とても中途半端!

     はたして芦谷は皇のことをどう思っているのか、この先二人はどうなっていくのか……。
     そういうところがまったくわからないのでうずうずして、早く続きがほしいー! ってなりました。
     皇の気持ちが本当に丁寧に書かれているので、とても切なくなるくらいで、胸がぎゅっとしました。

     読む時には、既刊を全て揃えてから読むことをお勧めします。

  • 出会いから恋していることに気づくところまでの話。
    札休全4巻+東休全2巻と長編のほんのまだ序章という感じ。
    後に大きな問題になるだろうなぁということが提起されていたりはするのですが、若干蛇足に感じる部分もあったりするのでこの評価。ノベルス版は読んでいないので今後の展開がわからないので期待はしています。

  • 白泉社花丸ノベル書き下ろしショートも付いて復刊。
    札休のラストを覚えていない鳥頭なので、全4巻とその後の東京の休日全2巻を楽しみにしてます。

  • 金字塔と書いてあったので。(笑)こういう、濃い友情のような愛情というのに弱いです。

  • (あらすじ)
    大学二年の皇が住むマンションの隣に、新しい住人・芦谷が越してきた。
    同じ大学に通う彼との出会いは、皇にとって人生の奇跡だった──。
    複雑な出自と過度の期待に、息を詰めるようにして生きてきた皇。
    その重圧から四年間だけ逃避するため、進学先に選んだ札幌の地で、
    芦谷は皇の最初の友人となり、皇の世界を開く扉となった。
    やがて皇は、胸の痛みとともに初めての恋を知り……?

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