- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522499
感想・レビュー・書評
-
<あらすじ>
原因不明の足の痛みを抱えた水泳選手の眞生は、大学の水泳部を休部し、スイミングクラブで講師のバイトをしている。そのバイト先に現れたのは、派手な見かけで優雅な古式泳法をつかう男、桂だった。鍼灸師の桂は、眞生の病に癒しの手を差し伸べてきた。だが桂は私生活では遊び人で、眞生に対して恋愛ゲームをも仕掛けていたのだ。そんな男の手管に、知らずに落ちる真生だったが…?タラシ鍼灸師×純愛スイマーの恋。
【感想】
表紙に惹かれた&作家さん買いの一冊。
眞生の九州弁と、不器用というか、まっすぐな性格が可愛いなぁと。
対して、相手の桂は一言で表すと「最低な男」です。
読みながら、最初はその性格に何度突っ込んだ事か。
でも、鍼灸師としての態度は好感が持てるし、何よりも眞生に振り回されている所は
思わずにやっとしながら読んでました(笑)
誰かが気になっていく、そしてその相手の事ばかり考えていく。
桂の気持ちの変化と、どうしたら手に入るかと考えながら、眞生の行動に調子を乱されていく辺りに、大人の狡さっていうのは、時として厄介だな、と。
振り回されているのは眞生も同じで、初めての感情に戸惑って、そして嬉しさを味わった分失望も大きく、桂の前から消えた時切なくなりました。
読みながら自分が一番響いたのは、
桂が眞生に
「信じさせてください」
と言わせてしまった場面。
信じられない相手だから、信じたい。
切実な願いと、桂のその後の行動に、彼がどれだけ眞生を縛っておきたいと思っていたのかが書かれていて、思わず大人の弱さにぐっと。
執着する攻が好きな私として、結果的に桂さんは大変好みでした。
きっと眞生は不安を抱きつつも、彼の愛情を受けて次第に癒されたりするのかも。
この後、眞生にべたべたになる桂が簡単に想像が出来る終わり方でした(笑)
あ、あと個人的に眞生の「~なかろうもん」という言い方がなんとなくお気に入りv
九州弁ほんま好みでしたvv詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブックパス読み放題
だいぶ積んでました。
攻めがモラルがなさ過ぎてちょっとダメですね。
受けはスポーツバカな純粋なタイプです。
そんな二人なのにどうしてそうなったんだか、ですね。 -
完全表紙買い。北上れんさんの絵は本当に美麗である。で、お話だけど・・・うーん、微妙。結構微妙。ちょっと攻の桂が好きになれなさ過ぎて。
鍼灸師桂×水泳部大学生
眞生のバイト先のスイミングクラブにやってきた桂。彼の古式泳法を教えてもらったり、眞生の足の痛みを診てもらっているうちに距離が近くなる二人。
桂に告白され、なんとなく恋人っぽい雰囲気になったところで桂が女を連れ込んでいるところを目撃してしまい、そしてその後犯される眞生。
バイトを辞め、引っ越しをして、すべての糸が切れたと思ったときに眞生の足が大変なことになって再び話すことになり・・・。
とにかく桂が最低すぎてなんだか。恋愛ゲームを初心な子に仕掛けて、でもなんだかいつもより上手く事が運ばなくて。だんだん自分が眞生に本気なんだって自覚するけど、もうそのときには眞生に散々なことしちゃってて、でも必死で口説いてハッピーエンドなわけですが、どう見ても悪い男に子猫ちゃんが捕まったようにしか見えない・・・。最後まで・・・。最後まで桂が信用できない。なんか見た目以外に美点が見つからなさ過ぎて、一応心を入れ替えて眞生一筋!って感じになってるのにやっぱり信用できない感じで不完全燃焼でしたー。 -
某水泳アニメにハマってるから、ではなく(^ω^)水泳BLというほど水泳してないけど、アスリートBLかなーお相手は鍼灸師。
北上れん先生の描く美しい肉体美は素晴らしかった…。
遊び人の攻めが毛色の変わった獲物に手を出してどっぷりハマっちゃうんだけど、でも身に染みついた浮気性はすぐになおるわけもなく受けを傷つけます。もうこの時点でこのクソ野郎ち◯こもげろと怒り心頭なわけで。
受けがまた健気でまっすぐなイケメンだから余計に入れ込んでしまうのです、おねーさんは!
遊び人は当然のごとくバチが当たるのだけど…私的にはまだまだぬるい!もっと酷い目に遭いやがれ!あれじゃ逆にご褒美だろ!( ゚д゚)
後半出てくる先輩の行動の意味がちょっとよくわからなかったな…彼がいなけりゃ話はああいう風に展開しなかったろうけど、そのために無理矢理出されてきてしまった感が…。
ただのおせっかいだったんだろうけど、BL的には受けに思いを寄せてたとか攻めに昔捨てられたとか、何かしらあった方が受け入れられたかなぁ。
受けくんには今後攻めをいっぱい調教してって欲しいな〜しっかりした子だからきっとそのうち手のひらで操れるようになりそう! -
悪い男のお話し。
ほぼ挿絵目的で買いましたが、お話しとしては攻があまり好きになれず。 -
攻めのひとに腹が立つといいますか、今後も浮気しそうだと思ってしまいます。
-
よい受でした。女の子っぽい受は苦手だが、この作品の彼はとても男子っぽくてよかった。遊び人風の攻が自分をごまかせなくなるほど好きになっていくのも読んでて楽しかったです。
-
鍼灸師×学生スイマー。
桂がしみじみ最低でしたが、それがどんどん眞生におちていく様が面白い。
そして、時々出る眞生の九州弁かわ…いいなぁ。