さみしさのレシピ (ディアプラス文庫)

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著者 : 一穂ミチ
制作 : 北上 れん 
  • 新書館 (2010年10月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522550

さみしさのレシピ (ディアプラス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • もの凄く辛口なので、好きな方はスルー推奨です。


    デビュー作を読んでから、キラリと光る新人さん来た!!
    と思ったのがおよそ5年前。
    それから新作出るたびに必ず購入しておりますが、読むたびに
    がっかり度が上昇していくのが止らない。

    一穂さんが大好きな方には申し訳ないんですが、この方の文章に
    最近変なあざとさを感じてしまって、なんだかなぁ、というか。
    確かにテンポのよい会話、流れるように読ませる文章は凄いです。
    引き込まれていくのも確かです、なのでうまい作家さんだとは思う。
    でもそれだけなんです、ごめんなさい。

    文章力はそんなになくても、忘れられない、記憶に焼き付く話を
    書かれる作家さん……歌唱力や演奏技術はとぼしいけど、心を
    ふるわせるような音楽を奏でるアーティスト……。
    そういう人たちに共通してある、書きたくて、伝えたくて仕方ないの!
    という必死さがゼロなんです。

    私上手でしょ、オシャレでおフランスで、こーんなに知識豊富なの。

    みたいな表現が目について、しかもまるで昼ドラのようなベタな
    展開と、とってつけたような桃色シーン……桃色は萎えました。
    BLかと言われたら、微妙です。
    私は一般書も大好きで読むのですが、一穂さんはBLよりも
    一般で書かれた方がいいのじゃ?と最近思い始めました。
    BL業界は文章力なくても売れると見下されることも多いですが、
    文章力よりも『男同士の恋愛』をいかに書ききるかですから。
    この話はとにかく萌えない。BLである大前提が抜けてる。
    今回の作品は前回に比べると比較的恋愛に至るまでの過程が
    書かれていた気がしますが、それでも弱い。

    最近いつも思うんですが、読後なにも残ってないのです。
    連続して別の本読むと、三日後には話さえ思い出せないのです。
    デビュー作から成長を期待して全ての著書を購入してますが、
    食指が動かず後回し。
    一穂本の積ん読タワー形成して消化しきれてません……。
    筆が速い方だけにタワーはどんどん高くなっていき焦る。
    とはいえ、全部新刊購入なので読まずに売るのももったいないので、
    地味に消化したいと思います。
    それでもあのキラリを期待して、性懲り無く読むんだろうなー……。
    まるで幻想を追うように、次こそは、次こそは!
    と思ってしまうのは、やっぱり書く力があるから。

    というわけで、ひどい辛口でしたが次回こそ!

  • 義理の甥×亡くなった叔母の夫。表紙を見て勝手に学生ものだと思い込んでいたのでびっくり。疎遠だった叔母の死をきっかけに、叔母が結婚していたことを知り驚く知明。初めて会った叔母の夫である慈雨はつかみどころのない男で、知明の状況を知るとあっさりと同居を提案してくる。二人で暮らしていくうちに知明は慈雨がゲイであることを知り…というお話。
    妹を嫌い、妹に懐いていた知明にヒステリックな態度をとる母親の存在が、一穂作品にしては珍しいなと思いました。(結構ゆるふわ系の母親が多かったような気がするので)
    そして、この話でも一穂さんが好きと思われるシチュが…!つくづく一穂さんて不思議な作家さん。どの作品をとっても、王道や既存の作家さんと似た展開がないのに、このシチュに限ってはわりと使ってくるよね。自分の萌えに忠実というか、テーマとしても根底に秘めたものがあるのかな。
    閑話休題。ツン受は苦手なはずなのに、なぜか一穂さんのツン受は好き。さみしさも合わせもっているからかな。作品に散りばめられた雨のイメージも、さみしさを表していてしっとりといいお話でした。

  • 一穂さんの文章は景色が思い浮かぶように綺麗でそこから引き込まれていきます。慈雨が実華子の言葉をなぞる場面は慈雨と一緒に涙しました…。寂しさが溢れてくるお話しでしたが、それでも読んで終わった後には幸せな気持ちになりました…。

  • 家族に恵まれず、満たされない欠落を抱えた二人が互いの孤独に寄り添ってくれた故人を媒介に運命の巡り合わせのように出会い、ゆっくりと穏やかに心を重ね合わせていく物語。
    特に何か劇的な展開があるわけでもないのですが、しっとりと霧雨が雨が降り続けるようなけぶった世界観の中で二人のさみしさがゆっくりゆっくり重なり合い、やがてあたたたかな想いとなって形を変えていくのがとても心地よかったです。

    デリケートで繊細で他人に心を閉ざし、虚勢を張っていた慈雨が剥き出しの孤独をそっと包んで寄り添ってくれた亡き妻への想いを綴った裸の想いが描かれたエッセイの文章の美しさと深い愛情に、慈雨という人の心の深く柔らかな部分にそっと触れたような優しさとぬくもりを感じられて涙が止まらなかった。
    (発音出来ないヴの点々、と孤独感を吐露するシーンの、知明にだから打ち明けたのであろう深層心理をあまりにも慈雨らしい言葉と態度で示すシーンがとても好きです)

    異性愛者である知明から寄せられた想いを慈雨が気の迷いだと跳ね除けるのは当然で、一度はあしらったあと、実果子を裏切ることは出来ないと本音を曝け出す慈雨の姿が痛ましくも切なくて、胸に迫りました。
    その後の知明の決意の篭った告白と共に、ずっと孤独だった二人が共に生きることを選ぶ姿はただ眩しくて愛おしくてたまらなかった。
    皐月、実果子、咲彦、慈雨の四人の関係と数奇な運命にはえーっとなりましたが(青を抱くの宗清と泉のお母さんたち……と)、女性の身勝手さやずるさ、残酷さを描くのも一穂さんらしいなぁと。綺麗事ではない現実の生き辛さ、それでもお互いに心を寄せ合おうとする強さ、優しさはとても胸に突き刺さりました。

    愛おしくて優しい二人の重ね合った想いに包み込まれるようでした。

  • 亡くなったミカコさんを接点に、甥のちあき×夫の慈雨さん。いい年下攻めだった。忘れた頃にまた読みたい。フランス行きたい。

  • 年上ツンデレ美人さみしがりや受が可愛い

  • 口は悪いけど、慈雨はとても可愛らしく愛しいひと。知明に出会って溶かされていく様が良い。慈雨と亡き妻の、恋とは呼べない深い愛も素敵だったなー。「はじめてのレシピ」ちょいエロで好きです^^
    イラストも眼福でした!!

  • 一穂さんは雪のイメージが強かったんだけど、雨もいいですね。
    サラッと下ネタ言う慈雨ステキ。

  • さみしさのレシピで慈雨が実華子の言葉をなぞる所で、ふぉぉぉ*´○`)/ってなった(;∀;)フードスタイリストの卵知明×亡き叔母の夫慈雨。叔母の実華子さんがそういう人なんだろうなぁってのは慈雨がゲイってことで分かったけど、相手がそうくるとは思わなかった(;^ω^)色々伏線が散りばめられてたけど、割りにキレイに終わったなぁ。全体に寂しさ溢れるお話で慈雨の下ネタがまた空元気っぽく聞こえてしまう。一穂さんと大好きな北上さんの組合せは至福(*´д`*)

  • ちょっと、オイラはダメな感じでした。
    「ふ~ん・・・で?」で終わっちゃった。
    一穂さん大好きなだけに残念。期待しすぎたかなぁ

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