- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522628
感想・レビュー・書評
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これがデビュー作とは!
最近の作品を読んだことがありますが、同じ雰囲気でした。基本的にそんな感じの作品を書く人なんですね。他のも読みたいかも。
登山にはまったく興味ないけど、清々しい山の様子は手に取るように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これがデビュー作とは驚きのうまさです。
特別に大きな事件が起こるわけではないのですが地道に山を登るようにコツコツと二人の距離が近づいていくところが凄くいい。
散歩すらしない私が山に登ったような気になっちゃいました。 -
気に入りました!すごく文章も読みやすくて、新人様とは思えぬ出来栄えでしたね。 二人の距離が反発から徐々に寄り添っていく部分をじっくり書いていて、切なさもあったし、何よりも山と下界とどちらもバランスよく書かれていて、登山の時だけではない時も二人で過ごせるっていうのが見えて、とても良かったです。 佐和ではないですが、私もあの小田切の言葉が愛の言葉とは分からなかったですね。
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仲間がいればどこまでも行ける、blよりソールメーターですね。
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登山という馴染みの無い中でお話が進んでいくが、必要なだけの説明でくどくなく、その説明が邪魔になってないところが読みやすかった。
大切な人(恋愛感情でなくても)を亡くした喪失感を抱える攻、それを埋めていく受。
厳しく自分を試されそうな登山、亡くなってしまった人、深刻で暗くなりそうな設定だが、そこまで重く感じないのは作風だろうか?
受に本当の登山技術があるところ、性格の良さを表すエピ等、随所に受の魅力が書かれている。
恋愛部分は少し物足りないとも思ったけれど、満足できる読後感だった。