初恋ドレッサージュ (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
3.36
  • (2)
  • (10)
  • (12)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 87
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523083

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★3.5
    馬が可愛かった!全然馴染みがない馬のことや馬術部、競技のことなど色々興味深かった。金持ちだけじゃなくて一般の人もやってもいいんだとか(笑)若宮の印象が最初に出てきた時とその後が全然違くてすごい戸惑ったけど、偽悪って言葉が出てなるほどって感じだった。

  • ★2.0。いつきさん2冊目、やはり文章が合わないかも。視点である受が変な所で鈍いからか?読んでて心の機微や喜怒哀楽のポイントに気付けず、受の語りで「あ、そうなんだ」と認識する事多々で、例えばキス翌日の受の思考回路とかすれ違いとか不可解で…。恋愛描写とか雰囲気が私には物足りず、どうしてもうまく感情移入出来ないまま色々唐突に感じてしまいました。表題作では攻の事がどうにも掴みきれず、後半は受の鈍さと口調に馴染めず。最後まで馬に興味持てず、主人公と温度差が大きかったのもハマれなかった一因かも。

  • 馬はいいよね!久々に馬がいっぱい出てくる話で嬉しい。いつきさんの作品の中では一二を争う可愛い話だと思った。マンサクもトルネードも可愛いし、若宮も思った以上に可愛い人だった。続編があれば読みたいけど、マンサクには長生きしてほしい…

  • 馬術部って結構大変なんですね。

  • 大学の馬術部が舞台です。純朴で不器用な学内馬術部の1回生、耕太と、学外クラブの金持ち医学部3回生、若宮との馬を通しての交流が真剣愛に発展するまでの過程を、リアリティ抜群に描ききっています。

    情景が目に浮かぶというか、登場人物全てが生き生きしているというか、とにかく読ませ方がうまい作家さん。馬術部という舞台設定が、二人の関係にしっかり絡んでいるのもいいです。日ごろはあまり注目していない馬術のことも容易に理解できるようになっていて、さらにはお金持ちの遊びかと思いきや、実は非常に重労働で苦労も多いことを知り、とても勉強になりました。

    耕太は田舎育ちそのものの素朴でまっすぐな性格。大切にしている馬のマンサクと似ていて、微笑ましいです。病院経営一族のお坊ちゃんで一見チャラい印象の若宮は、まさに彼そのものがサラブレッド。マンサクのために一生懸命になって涙している耕太を見た若宮は、彼のために一肌脱ぐことに。
    パッと見は傲慢で鼻持ちならない若宮なのですが、根はとてもやさしく、悩みも人並み以上に抱えていることもわかってきて、好感がどんどんわいてくるドS王子様。
    そんな王子に憧れを抱き、それが嵩じて恋心に変化してしまった純情耕太が、とてもかわいいです!そして、耕太の素直な気持ちに食いついてくる強引王子に、馬術もHも教え込まれてしまいます。
    もうHシーンは萌え萌えになってしましました。若宮も耕太も、真摯に馬術に打ち込む姿があるからこその、萌えなんですよね。

    なんと言っても、傲慢王子が「耕太限定」でデロ甘になっているのがよかったのです。限定いいです。しかも、意地悪してるぽくみえる。他人にはそんな恋心をおくびにも出さないのがまたいいんです。あくまでも耕太限定でメロメロなのに萌えました。
    「附則」Sちっくでよかった。独占欲丸出しの攻様にツボりました。
    先輩の佐原が、耕太を好きだという女の子に「意地悪して気を引け」と、見当違いなアドバイスをしてしまい、耕太を酷く悩ませたのが大笑いでした。

    馬が実在かと思うほど印象的に描かれていて、そこも読んでいてよかったところです。周防センセのイラストがうまくて乗馬シーンもステキだったのもポイント。
    乗馬が結ぶ恋。怒涛の胸キュンを味わいました。

全7件中 1 - 7件を表示

いつき朔夜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×