思い込んだら命がけ! (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 58
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523199

作品紹介・あらすじ

芸人養成所に通う穣太郎は、大きな体をして極度の上がり症。それを克服するためレストランで接客のバイトを始める。オーナーの郡司は人当たりのやわらかいきれいな人で、穣太郎の失敗も一生懸命なところも優しく見守ってくれる。彼のおかげで少しずつ接客に慣れていく穣太郎だが、ある日、郡司が男とキスしているところを見てしまい…?芸人の卵×年上の美人レストランオーナー、芸人シリーズ最新作登場。

感想・レビュー・書評

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  • あがり症なのに芸人を目指す青年と
    レストランのオーナーの話。
    芸人シリーズですね。

    真面目な性格の穣太郎が
    自分の欠点を真っすぐ見据えて
    あがり症を克服するべく頑張る姿は
    えらいな~と思いました。

    後半は相方と解散することになってしまい
    どうなるんだろうとハラハラしましたが
    ちゃんとピン芸人として成功しそうでよかったです。

    美人で年上の穏やかなオーナー(ゲイ)の
    元彼がダメンズばかりというのは
    ゲイならあるあるなのかな。
    恋愛対象が少ないから妥協せざるを得ないんだろうか。
    いい彼氏を見つけて良かったですね。

    個人的には受け攻めともキャラが好みじゃなかったのと
    (どちらもあまり男らしく感じず)
    ファンの方には申し訳ないですが
    北別府さんの挿絵が私のイメージと違ってて、
    挿絵が出るたびちょっと戸惑ってしまい
    萌えには至りませんでした。

    お話は普通に面白かったです。
    一番嬉しかったのはモダショの蛯原が
    ゲイじゃなかったこと!
    このシリーズの総ホモ化にいい加減萎えてきたので。

  • 芸人の卵。久我さんの芸人シリーズ好き。色々リンクしてていいわあ。

  • 芸人シリーズ、関西弁同士。
    芸人の卵の穣太郎×レストランオーナーの郡司。
    穣太郎は大柄なのに極度のあがり症。大学に進学したものの芸人になりたい気持ちをあきらめられなくて養成所へ。あがり症克服のため接客業のバイトを探して郡司と出会う。
    穣太郎が恋愛にはおくてで年上の郡司に必死に気持ちを伝えるのがとても微笑ましくて可愛らしい。でも芯はまっすぐ真面目で懐が深い素敵なひと。
    恋愛とはまた違う相方との絆にうるうるきます。
    最後の短編で、郡司視点で語られる穣太郎の姿がとても好きです。
    ちょろっと時田と芝山が出てくるのが嬉しい。

  • 上がり症の芸人とレストランオーナーの話。
    恋愛過程よりも、上がり症を克服して芸人として頑張っているストーリーの方に惹かれてしまった。
    恋愛要素以外にも一つ筋があるといいですね。

  • 穣太郎が奥手で真面目でこれで芸人やっていけるのかってくらいです。
    イラストのイメージが私と合わなかったのが残念。

  • 久我さんの現代芸人シリーズは実は初読み!面白かったですね。
    穣太郎が変わっていく感じがとても丁寧に書かれていてとっても良かったです。
    でも郡司の穣太郎に惹かれていく過程がイマイチ分からずそのあたりがちょっと物足りなかったかな?
    何よりも相方君がとってもいい味でしたね。

  • ★3・5
    大好きな芸人シリーズ!面白かった~。今回のは今までのと違って、まだ発展途上な芸人さんでした。あんなにあがり症だった穣太郎が郡司と出会ったことで、芸人としても、男としても成長していくのが描かれていて微笑ましかったです。川那部との解散はせつなかった;お互い続けたいっていう思いは同じなのに・・・こればっかりはもうどうしようもないことなんだけど。。せっかくいいコンビで、これからメジャーになっていくんだろうなと思ってたから、残念でしかたなかったです。今後、ピンとしてメジャーになってほしいな~。そうなった姿を見てみたい。

  • 後半の展開が切なかったです(恋愛的展開ではなく)。

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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