恋の押し出し (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523311

作品紹介・あらすじ

合コンの席で同じ男の泉田に一目惚れした達弘。その日のうちに告白するものの瞬殺で玉砕。けれど簡単には諦められず、彼の通う他学部の校舎まで訪ねていったところ、なんと泉田のまわし姿を目撃する。彼は相撲部に所属していた。もちろんその程度で気持ちが冷めるわけもなく、変な奴だと呆れられながらも相撲部に通ううち、徐々に仲良くなるけれど…!?標準語チャラ男攻×関西弁ツンデレ受のキャンパスラブ。

感想・レビュー・書評

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  • 合コンで知り合った男になぜか一目惚れして
    押せ押せでまさに押し出しで落とす話。

    受けが相撲部員(デブではない)という設定は珍しい。
    けど、まわしを見て鼻血吹いた以外は
    特に相撲でないといけない話はなかったかも。

    とにかく最初にノンケだった攻めがあっさり男に惚れ
    ガンガン押しに入るのが???という感じで
    あまり乗り切れなかったです。
    いい子かもしれないけど、変人ですよね。

    受けもノンケだと思うのに、ほだされちゃうんだー。
    いやBLだから当たり前なんだけど…。
    付き合ったら即エッチで即日挿入か~。
    いやBLだから当たり前なんだけど…。

    と、困惑のままに「恋の押し出し」が終わり、
    次のお話「恋の上手投げ」は受け視点で、
    付き合った後のラブラブが描かれていて
    そこは結構楽しめました。
    エロも結構エロかったです。
    恥ずかしがっててもエッチしたがってる受けは可愛い。

    THE当て馬な女の子に毅然とした態度の攻めはよかったですね。

    典型的なワンコ攻め×ツンデレ受けは好きなのに
    何だか乗り切れずに終わって残念…。

    あ、カキネさんの挿絵は綺麗でした。
    修正もなく露骨な局部描写があってびっくりしました。
    小説でこんなに露骨に書いてるのは珍しいですね。

  • 悪くはない。悪くはないんだけどあまり萌えなかったかなー。
    ワンコ攻めにツンデレ受け、好きな人にはいいかも。
    私も嫌いじゃないといえば嫌いじゃない…けど…何かが足りない。
    あえて言うなら受けが攻めに絆される理由が弱いところかな。
    しょっちゅう来てたのにある日パタリと来なくなってからイライラ。あれ、これ恋じゃね?的な展開は鉄板だけど、手垢がつきすぎて食傷気味なのは否めません。もう一つくらいの何かが欲しかったかも。
    暇な時にさらっと読むにはいいと思います。ただやっぱり悶えるような萌えが欲しい。

  • 相撲部と聞いて無いなと思っていたら、達弘といっしょにまわし姿にドキドキしてしまいます!さすがの久我さん。面白かった。

  • 途中、当て馬のわかりやすい変な女は出てきたけど、主人公の二人はもちろん、周りの人たちもみんないい人でほっこりしました。好きな人に一直線で可愛い!癒されます。

  • 相撲LOVE。そういえば、昔、あしたのひまわりっていう相撲マンガあったなあ。泉田いいわあ。久我先生の関西弁キャラ大好き。

  • どちらもノンケだったはず!なのにカップルになっちゃってましたねぇ。 大学生同士で結構普通のお話なんだけれど、なんかほのぼのというかグイグイ引き込まれてしまったのは、 この攻めの性格でしょうね! いいわ♪大型犬がしっぽふってますよね♪耳が垂れてたり!情けないのか?と思いきやチャラ男に見えてちゃんと礼儀正しいし引く所は引く!言うときは言う!の潔さがすごく好きでした。 お互い君呼びってのが可愛かったですねぇ。

  • 標準語×関西弁。関西弁が、よくありがちなとってつけた感がなく、とても自然体。ストーリーにとけ込んでいて気持ちがいいです。
    受の泉田は大学の相撲部なので、マワシの下のきれいなお尻に注目。相撲部だけど、デブ専話ではありません!泉田は、普通に体育会系で筋肉質のすっきりとした男前です。
    真木が泉田の稽古している姿を見て、思わず鼻血出してしまったくだりで大爆笑しました。
    このイケメン男真木がめちゃくちゃ面白くて、憎めない攻です。泉田の脳内では“駄犬”として認証されている大型わんこ!

    こちらは雑誌掲載時「ひと目惚れ特集」の作品のひとつでしたから、テーマはもちろんひと目惚れ。真木が合コンで、自分好みの顔の女子…ではなく、男子である泉田にひと目惚れしてしまうことから始まる恋なんです。
    でも、双方ともノンケなので、どうなることかと恋の行方を見守ってしまいました。
    とにかく真木が一途。当然ですが、真木が強烈な愛の告白をしても、変な奴扱いですげない態度で一発拒否した泉田。しかしそこであきらめないのが真木のすごいところですw
    何度も撃沈しますが、打たれ強くてへこたれません。その上、真木のアタックの仕方が、とても爽やかなんですよね。
    まったく知らなかった相撲についても興味を持ち、いつの間にか勉強したりしてる姿がカッコいいし、泉田の周囲の連中ともちゃんといい友人関係を築いているのもいいなと。その態度が、うわべだけじゃないのがしっかり伝わってきます。好きな人の大切にしているものを大切にしてくれる人っていいなぁと思わせます。
    そんな真木に、男同士なんてと思っていた泉田が次第にほだされていくのもすごく頷けました。

    エロ的にも爽やかな中に、萌えツボがいっぱいで楽しかったです。
    「恋の上手投げ」は、エロ面でも満足度が上がる書下ろしです。ツンデレな泉田の心の内面がすごくよくわかる話。
    まぁ、口下手というか上手く気持ちを伝えることができない典型なんですよね。しかも、恋に不慣れなマジメ理系くんだったりするのです。
    しかし、そんな泉田も大型わんこの真木に身体を慣らされて?Hの素晴らしさに開眼してしまったのでした。
    淡白だと思っていたのにこんなにH好きすぎとは…と悩む泉田がかわいい!!それは真木のことが好きだからなのよ~と教えてあげたくなっちゃうほど恋に疎いところにキュンときました。
    ヤキモチ焼いたり焼かれたり。なんてことない展開なんだけど、ツボにはまります。いいです、この二人。

    おまけのSSは社会人になった二人のラブラブっぷりが大サービスでした。
    ブログの番外編は、そのまた後日談です。相変わらずのイチャコラがたまりません。「泉田君メモリー」に大爆笑!鼻血出さないで~

  • ★3・8
    久我さんの書かれてるお話のテーマは時折すごく斬新で、そのたび驚き感心します。今回は相撲!!相撲を絡めたBLってすごい!面白かったです。照れ屋で中々素直になれない男前な泉谷もワンコな真木も可愛かった~。社会人になっても「泉田君」呼び名のがらしいなと思ったり。しかし出てきた女キャラがクズでイラッ!

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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