カップ一杯の愛で (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523748

作品紹介・あらすじ

腕はいいのに口が悪く、度々客を怒らせてしまう美容師の夏生。その日も失敗し、知らずに入ったゲイバーでヤケ酒を飲んでいたところ薬を盛られてしまう。犯人は蹴り倒したものの気を失った夏生は、翻訳家の山沖に助けられる。山沖もゲイだと知り警戒する夏生に対し、山沖はあくまで穏やかで紳士的だった。だが薬のせいで自由の利かない体の熱を、山沖に鎮めてもらうことになり…?年の差スイート・ロマンス。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに可南さんの本を読みました。というか、積んでたわ。
    電子でこちらをさらっと読了。
    基本的にはノンケが気づいたら好きになり、というパターンは嫌いじゃないです。が、ホモを全否定してる人がそうなるのは、かなり無理があるし気分よくないですね。しかも、「アンタ」とか言う人は嫌なんだよね。それが引っかかってしまう。
    もちろんヤクザものとかだと平気なんだけど。
    話の内容よりそっちが気になると言う本末転倒でした。

  • ノンケ受け。
    ゲイで翻訳家・山沖×美容師・夏生

    ゲイ嫌いで山沖に助けてもらったのに思い切り罵倒して
    傷つけた夏生。元が素直で真っ直ぐな性格だから後に後悔して謝罪しに会いに行くと。
    そこから餌付けされ(笑)ぐんと距離が縮まり
    結果山沖を好きになってしまったと。
    表題作が夏生視点で山沖を好きになった色々な気持ちが切々と描かれていて。孤独な生い立ちを抱えてるからこそ悩み考え。ゲイ嫌いな夏生が恋に落ちる過程が良かった。

    書き下ろしはキュンとさせられた〜
    山沖も辛い過去、生い立ちで孤独を抱えていて
    それ故に大切な人を二度と失いたくない恐怖で夏生の前では穏やか大人な顔をしていたが実はかなり独占欲があり嫉妬心も強く、しかもムッツリだったと笑
    孤独を抱えたふたり。嫉妬と誤解のあとより一層絆が深まっていく。
    元来の素直で正直な性格が出てきた夏生と開き直った山沖。
    最後にはただのバカップルに!
    読後感が良かった作品だった。

  • ディアプラス初登場とは思えないほど作風がぴったりはまっています。
    ゲイの翻訳家×ゲイ嫌いの美容師。意地っ張りで不器用で、でも甘々なラブを堪能しました。

    山沖はすごく温厚で優しい男です。言葉つきも始終丁寧語です。…ちょっと胡散臭いくらい優しいので、こんな人畜無害なおとなしい攻ってどうよ?と危ぶんでいたら、これがなかなかすごいむっつり攻でさすがオトナだわ~と感心してしまいました!
    威嚇してくる猫みたいな口の悪い夏生に、ふんわり包み込むように接してくるんですよね。よけいに夏生が強がってるように見えて、二人のやりとりにはとても微笑ましくなりました。そんな山沖に、だんだん逆立てていた気持ちが和んでしまう夏生です。

    でも、あれだけゲイを嫌っていた夏生が山沖にどんどんほだされてしまうのは、ミラクル以外の何ものでもないですね。
    最初に身体の接触があって、そこから恋心が芽生えたようだけどちょっと無理があるかも…
    生意気だけどスキだらけでちょっと抜けてる夏生だからこそ、アリかなとも思えましたが。
    山沖もムッツリのくせに遠慮ばかりして、肝心の恋心がまったく伝わっていなくて不器用だな~と焦れ焦れしました。
    夏生が誤解してしまってどうなることかと、ほんとにハラハラさせられました。

    お互いに相手を思いやって、思いやりすぎて、上手くいかないってところにきゅーんとさせられました。
    ほのぼのとした甘さと息苦しい切なさが絶妙なバランスです。
    どんどん二人が仲良くなって互いを理解しあっていく姿が丁寧に描かれていて、読後感がとてもよかったです。
    美空ちゃんとパパの竹内もいいキャラでした。
    最初はキツい感じだった夏生が、恋をしてとまどいながらもどんどんかわいくなっていくのもよかったです。

    書き下ろしがたっぷりあって、さらにじーんとさせる内容でした。嫉妬と誤解の後、二人の絆はもっと深まっていてホンモノのバカップルに…!

  • 可南さんぽつぽつ読んできましたが初めて、特に普通でした。普通のライトBLだったなぁ。

  • すごいステキ〜゚+.゚(´▽`人)゚+.゚各章のタイトルもすてき!もしかして初読み作家さんかも。悶えながら読みました。
    ゲイをとっても嫌っていた夏生だけど。いじっぱりで負けずな夏生だけど!もう、かわいい!いつも優しい敬さん、実はムッツリ。
    すごくよかったです。

    すごく

  • 末長くラブラブしてほしい

  • 翻訳家の山沖×美容師の夏生。
    ひとつ目のお話は普通でしたが、ふたつ目のお話はなかなかきゅんときました。普段は温和な山沖の恋愛面では重いところが徐々に出てくるのがよかったです。夏生はすっごくまっすぐで可愛かったです。口が悪いところも好き。
    表紙がとても素敵です。

  • ノンケ受け、しかも大柄で気が強くて普通なら攻めっぽいのにそのギャップが良かった。
    最初はホモ嫌いで助けてくれた攻めを罵倒して傷つけてるのに根が素直なまっすぐ精神だから、謝りに行って距離が縮まって。
    お互いに生い立ちに孤独を抱えて、それがあるからこそ人への拒絶、反対に人への執着があって読んでいてすごく納得する部分が多かった。
    攻めがむっつりなのも、受けが腹くくったら余計可愛かった!
    しかし、いろんなものをしょい込んだ攻めが不憫な人生だったんだなぁ。。。。

  • 雑誌掲載分とその後の二話収録。
    ★は3.5受けが気が強くて好みのタイプ。攻めがくっついたあと重めのむっつりで愛がたっぷり。読んでいて気持ちいい。

  • 大好き要素満載ですっごく良かった!面白かった〜〜!!ナツみたいなタイプが受とかムッツリな敬一郎さんとか、話の展開とかもうとにかくすべてが萌えツボど真ん中。もっとこの2人のお話読んでいたかった〜。脇の美空も可愛かったし、竹内パパのポジションもいい感じ!竹内パパの絵なかったのはすごく残念〜。

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