恋におちた仕立屋(タイユール) (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403524912

感想・レビュー・書評

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  • 蒼央が出会ったのは、理想が具現化したようなスタイリストの真嗣。
    真嗣にスタイルを「好みすぎる」と伝えた蒼央に以前から蒼央を見ていて好意を抱いていた真嗣は「俺の事好きだよね?」とキスをしてきて…。

    仕事に夢中、仕事に関しては強気に饒舌にとなる蒼央なのに実はコミュ障、口下手で真嗣と話が続かない事を気にしていたけど真嗣のリードにより次第に打ち解けていって、そこに真嗣の蒼央を想う気持ちが合わさり次第に真嗣へ恋心を抱くようになっていく過程が穏やかで心が暖かくなりました。

    蒼央が真嗣へいきなりシャッターを閉じたり開けたりとか真嗣にしたらびっくりだけどなんだか可愛らしくて。

    初めて恋した蒼央のウブさがこれまたたまらなく。
    少しもだもだしちゃったりしたけど最後には2人で「バカップルだね」と言い合う姿が微笑ましいです。

    しかしウブな蒼央だからこそのHでの真嗣へのお願いには真嗣共々やられました。

  • 無茶苦茶ピュアで可愛い!なんなの!?この可愛い二人は!オコよっ可愛いすぎて!
    フランス仕込みタイユールの蒼央はスーツ以外の事には無頓着でコミュ障
    蒼央の理想、好みの具現化スタイリスト真嗣
    駆け引きなどなく真っ直ぐ純粋に恋をするお話

    仕事に対して真摯な二人は、お互いとっても真摯で、ちょっと引いてしまっても後で必ず対話を持ち、逃げずに理解を深めていく。そんな姿がピュアでとても可愛いです。
    蒼央と真嗣の言葉が、ホントに優しくて素敵でした。

  • スタイリスト兼インフルエンサー×タイユール(仕立屋)
    タイユールって初めて聞いた、フランス語ですって。スーツを仕立てる職人さんと、今時のおしゃれなインフルエンサーのお仕事BL。
    プライベートではぽやっとしてて見た目も気にしない蒼央が、スーツを着て店頭に立つとキリっとしてできる職人になるギャップが好きでした。萌え。蒼央も真嗣もお互いが気になってるんだけどなかなか一歩踏み出せず、でも脳内ではイロイロ妄想しててカワイイ。二人ともしっかり仕事してて、社会人BLとしてとても面白かったです。

  • スタイリストの真嗣と仕立屋の蒼央。似ているようで全く違う仕事をする2人の違いが楽しい。両方の視点で見られて、2人がどう思っていたのか分かるから余計に。基本的にはおおらかだけど、蒼央と一緒に過ごすために頑張る真嗣と、人と関わるのは苦手だけど、真嗣と一緒にいてどんどんリラックスしていく蒼央。一緒に過ごすことで変わっていく2人を見て、幸せな気持ちになれた。蒼央が下ろしたシャッターを開けられるのは、真嗣だけなのかも。

  • スタイリストの真嗣×仕立屋(タイユール)の蒼央。
    とてもきゅんきゅんするお話でした。ふたりの視点が交互で進むので、お互いにどう思っているかがわかりやすくて楽しかったです。真嗣がとてもおおらかで素敵なひとでした。蒼央に突然シャッター降ろされたりして読めないよとなりつつも、一生懸命振り向いてもらおうとがんばる様子がとても好きです。蒼央はスーツのことになると饒舌になる様子がとても可愛い。タイユールじゃないときのほわんとしてるところも可愛いけど。でもふたつめのお話で芯の強いところも見られてまた素敵だなと思いました。ふたりの人柄やお話がとても柔らかい優しい感じで、見多先生のイラストがぴったりでとてもよかったです。

  • ★3,6

  • かわいい。川琴先生って感じ(*^^*)カッターさんのお仕事って知らなかったから、お仕事のことも興味深く読んだ。ふと、某ペットボトルのお茶CMにスーツで出てる海老蔵さん見て「あー、胸。こういう感じかなー」と思ったり。スーツ男子萌えなので、分かりみ~!胸もいいし、私としては背中~腰もたまらんな~❤️とか。そんなスーツバカ蒼央くんの、自分の容姿には若干無頓着で引っ込み思案なところ、でもちゃんとがんばるところは勇気だしてがんばる前向きさが、川琴先生ー!って感じ(*^^*)一見スパダリだけど蒼央君に関しては今までの陽キャが通用せず、やらかして落ち込む真嗣さんもかわいい。
    そして、なんか安易かもしれないけど、やっぱり両視点好き!面白かった‼️

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著者プロフィール

(かわことゆいか)・作家・白泉社にてデビュー後、B‐Prince文庫新人大賞受賞。現在、BL各社で執筆中。

「2022年 『異世界で獣人のつがいになりました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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