- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403540790
作品紹介・あらすじ
-薔薇ト小夜鳴鳥ノ自鳴琴。ソノ歌声ヲ頂戴スル所存。帝都の巷を賑わす怪盗闇烏からまたしても予告状が出された。闇烏から一方的に好敵手扱いされる探偵・柚谷高久は、しぶしぶと毎度毎度の調査に乗り出すことになる。だが、そのにっくき闇烏の正体が、家を出たまま帰ってこない不肖の兄頼久の親友、幼馴染みの友兄こと藤木友也子爵であることを高久は知らない…。藤木の母親の死の真相、そして頼久の残した物語『帝都・闇烏奇談』。謎がまた謎を呼ぶ、大正浪漫エニグマティカここに開幕。
感想・レビュー・書評
-
カバーイラスト / 夏乃 あゆみ
初出 / 『小説Wings』'03年夏号(No.40)、'03年秋号(No.41)、書下ろし1本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大正時代のアンニュイな時代設定は私のツボ。
この時代って着物も可愛いし、いいな〜。いつか書きたいよぉ。
探偵モノは実はあんまり好きじゃないのだけど、日本で探偵モノやるとしたら大正〜昭和の時代しかないものねぇ。
「探偵」という名前でなければ、ミステリーとしてはいつの時代でもいいけど。
怪盗の正体は読者には分かっているのですが、主人公が見当違いの人物が犯人だと考えているところが面白いかも。
「ナイチンゲールのオルゴール」というアイテムは素敵でした、その来歴も。
ストーリー重視、男の子ばっかというお話、これがウイングス。
時間がないので一篇目の「探偵よ、大志を抱け!」のみ読了。 -
全3巻。時代設定が大正とかドツボです。兄弟モノが好きな方にも良いのでは。
-
世間を賑わす華麗な怪盗と、怪盗を追うさえない探偵の物語。
お話全体に漂う大正浪漫の香りと、夏乃あゆみさんの美麗な挿絵が独特な世界をかもし出してます。こういうの大好きだ