モンスターズ・イン・パラダイス (1) (ウィングス文庫)

著者 : 縞田理理

• 新書館 (2006年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

人間とモンスター-"神話的人類"の共存する大都会、アイオニア連邦ブルームフィールド市。田舎から出てきたばかりの新米捜査官ジョエルは、着任早々"神話的人類"専門の部署に配属される。実は"神話的人類"恐怖症のジョエル。だが、コンビを組むことになったカートは、意地悪でひねくれ者で、しかも吸血鬼だった-…!!登場人外率120%でおおくりする縞田理理のミラクル・モンスターワールド開幕。

感想・レビュー・書評

[blueclover28さんの感想 · 2020年5月29日]

温かい気持ちになる物語が読みたくて久々の再読。
自分は異種族の共生が描かれる作品が好きみたいでラノンシリーズと同じくらいこのシリーズもすきでした。
人間と神話的人類が共存するブルームフィールドという架空の世界が舞台の物語。（現実世界でいえばアメリカ大陸ぽい世界だそうです）
主人公の新米捜査官の人間ジョエルを通してマイノリティである神話的人類への差別偏見の解消を描いています。
人間ジョエルは善良誠実でいい子だけれどマイノリティである神話的人類に対してマジョリティである人間としての無意識の差別偏見意識を持っています。
でも神話的人類の個々を知るうちに彼のその意識が変わってゆくのです。
個々を知り差別偏見の心が解消されるというのはありきたりだけれど普遍的だと思います。
10年以上前の作品だけど多様性差別偏見等がクローズアップされ語られるようになった今の世情に合うYA作品だと思います。

[imotokさんの感想 · 2013年7月21日]

人間のほうが珍しい世界観でおもしろかった！

[むしこ／まるた曜子さんの感想 · 2011年9月15日]

再読ー。

あとがきに笑った。まさか出版５年後に、こんなにも巷にセントール題材作品が溢れるようになるとは…

[紗衣さんの感想 · 2010年7月20日]

借り物。

……これってBLではないのよね？
カテゴリ分けに困った。
ツンデレ美人で実は寂しがりやの吸血鬼とかツボすぎる。

[mikuros-worldさんの感想 · 2009年11月4日]

不思議世界でほのぼのでかわいくて面白かったです

[bgさんの感想 · 2007年7月14日]

坩堝みたいな世界。

[yatoriさんの感想 · 2007年3月21日]

天の邪鬼で意地っ張りで寂しがりのカートがめちゃくちゃ好きだ！！！かわいいっ。ヤマアラシと子犬コンビの成長が楽しみ。

[かなのさんの感想 · 2007年3月3日]

人間とモンスターが共存する世界で新米の刑事として頑張ろうとしているジョエルくん、相棒はなんとヴァンピールのカート。このカートのひねくれぐあいが最高♪

[茄子さんの感想 · 2007年2月17日]

吸血鬼物に入れるかどうかちょっと迷ったのだけれど。カテゴリは一般扱いで。

[しまこさんの感想 · 2006年11月24日]

モンスターを“神話的人類”と呼ぶその表現が素敵。重くなりがちな吸血鬼ネタもやさしい語り口のお陰で、爽やかな読後を味わえました。