海馬が耳から駆けてゆく (5) (ウィングス文庫)

著者 :
  • 新書館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403541308

作品紹介・あらすじ

「四十になったら、振り袖を着ましょうとも!」友人・月夜野亮のその一言を、著者は忘れはしなかった…。周囲も総ざらいに巻き込んで、阿鼻叫喚の宴の準備。果たしてどうなりますか-!?ニャン太との、切ない最後の日々を綴った「文庫版後書き」も収録。日本を抱腹させた爆笑エッセイ、とりあえずの最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • 菅野さんのエッセイ読んで笑いすぎて涙出たことは多々あったが最後のにゃん太の話にはただただ涙が出た。
    動物関連には弱い…つらすぎてにゃん太のお話だけはなかなか読み返せないけどご友人のお誕生会のお話は何度読んでも笑う。菅野さんのご友人の方たち楽しそうでいいなぁ主役にはなりたくないけど。

  • 見どころ(?)は、40歳の友人の誕生日、かと。

    老眼と地震でしてはいけない選択、と
    最初から飛びまくり話。
    そして少々(!)ダウンしての、花粉症な話。
    靴下が片方…だったり、団子の作り方が分からない母。
    しかしメインはやはり(?)友人様の
    盛大な誕生日パーティー!

    ここまでの人数が集まってくれた事、にたいして
    確実に誇ってよろしいかと思われます。
    客側なら、確実に参加して爆笑仲間。
    しかし主役席、には座りたくない。
    参加した人、主役をした人達、のレポートが
    その後についていますが…恐ろしいw
    店の人間も、3分の1ぐらい参加してる気分に
    それはそれはなるでしょう。
    おひねり、もらってもよろしいかと…。

    そんな笑いしかなかった後の、あとがき。
    ぐっと涙が出てきそうでした。
    悲壮な感情がものすごく伝わってきて…。
    どこかで、にやにやしながら遊んでくれているのを
    切に願います。

  • 楽しいお誕生日会が印象的です。人徳ですね〜。
    そしてニャン太の最後の日々には、電車中にも関わらず本気で落涙しそうになりました。楽しい時をありがとう。バイバイ、またね。

  • 大好きなエッセイの最終巻。
    たくさんの笑いと涙をありがとうございました。
    作者さま同様、私にあったかい気持ちをくれたニャン太くんにも、ありがとうございました。とお伝えしたいです。

  • ティーンのころは、もうすごくこのエッセイを笑いながら読んだなーと思って、懐かしく最新刊を手にとって見た。昔より私が成長して、見えなかったものが見えるようになって、切なくなった。まあ、でも、暇なときにかるーく読める、そんなに高尚じゃないのに楽しいエッセイは貴重だと思う。
    巻末のにゃんたのエピソードを読んでいて、今まで積極的に探しはしていなかったけどこの人の小説をよんでみたいなと思った。今度探そう

  • 最後のニャン太のことにしんみりとさせられたりしましたが、楽しい誕生日会などなど相変わらずの面白いエッセイでした。

  • ハードカバーも持ってるんだけど必ず書き下ろしがあるので。
    今回はニャン太の涙なしでは読めない最後の記録が入っています。

    ここ数年は病気をされたりと新作を読む機会がすくないので文庫といえど嬉しい。

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著者プロフィール

福島県出身、在住。 2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆。『毎日晴天!』シリーズ(徳間書店)、『色悪作家と校正者』シリーズ、エッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』シリーズ(ともに新書館)等、『硬い爪、切り裂く指に明日』(河出書房新社)。『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(集英社)等、著書多数。

「2021年 『しずく石町の法律家は狼と眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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