天使の影 ~アドリアン・イングリッシュ1~ (モノクローム・ロマンス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560156

作品紹介・あらすじ

LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュの元をふたりの刑事が訪れる。従業員であり友人のロバートが惨殺されたのだ。前日レストランで口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダンは疑いの眼差しを向ける。調査に乗り出したアドリアンだったが、犯人の深い憎悪と狂気はやがてアドリアンに向かう。彼の危機に飛び込んで来たのは-!?それぞれの運命と向き合う男たちを描き上げたM/Mロマンスの金字塔、ついに刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 〈著者紹介〉
    ジョシュ・ラニヨン
    ゲイ・ミステリ作家。複数の受賞歴を持ち、十年以上もジャンルの先端を走り続けている。ゲイ小説ジャンルからスタートし、M/Mジャンルを牽引して流れを作ってきた作家の一人。ミステリからアクションまで幅広く執筆

    海外物、初ラニヨンです。
    読みやすい翻訳、魅力的な主人公、殺人事件が絡むなかなかのサスペンス物でした。
    差別、同族嫌悪、家族との確執…孤独な主人公でちょっと悲しい作品ですがとても魅力的でした。
    まだまだ続くシリーズなので嬉しい♪



  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュの元をふたりの刑事が訪れる。従業員であり友人のロバートが惨殺されたのだ。前日レストランで口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダンは疑いの眼差しを向ける。調査に乗り出したアドリアンだったが、犯人の深い憎悪と狂気はやがてアドリアンに向かう。彼の危機に飛び込んで来たのは―!?それぞれの運命と向き合う男たちを描き上げたM/Mロマンスの金字塔、ついに刊行。

    読書メーターのイブさんがジョシュ・ラニヨンの別冊を呼んでいて、図書館でこの作者さんを検索して借りた作品。
    ゲイの物語だとは知らなくてちょっとびっくり。
    ゲイのコミニュティの密度は驚くほど濃かったけれども、ただ視点がゲイのアドリアンだから面白い見方だなーと思うシーンもあり。
    図書館にこの続きのシリーズがあるけれど読むかどうしようか思案中。
    面白くないわけじゃないけれど、ね。

    Fatal Shadows by Josh Lanyon

  • 長年気になっていたM/M作品。
    強面刑事×心疾患持ちの書店店主

    ミステリとしてもBLとしても弱くないか…?というのが率直な感想だけど1・2巻同時刊行と知り納得。

    翻訳(というか元の文?)は独特な感じ。
    主人公アドリアン視点で話が進むけど、あっちこっちに話が飛びがちで「ん?いま何の話?」と読み返すことも多々あり。読みながらこちらの雑念が増えるタイプの文章。

    海外特有のジョークや皮肉の掛け合い台詞も多く、ここぞという場面でキャラの感情が伝わってこずキャラクター像も掴み辛かった(特にリオーダン…)。

    全体的にBLというより、アメリカの社会風刺的側面が強いなと感じました。
    "ゲイ"が世間にどう見られ扱われるのか、また立場や環境が違う中でゲイとして生きる男達を生々しく描いていて興味深い。

    出会い編としても初歩の段階なので
    今後どの様に恋が進展していくのか、ミステリ作品として展開していくのかゆっくり追っていきたい所

  • アドリアンとリオーダンの出会いの話。
    アドリアンがどんどん事件に巻き込まれ、どう解決していくのかとてもハラハラした。出会いの話ということもあり、二人の間に明確なロマンスは描かれない(2巻から期待かな?)

  • 最初は読みにくくて最後まで読めるか心配だったけど途中からはすらすら読めた。相手に惹かれているところで終わってるので今後どうなるのか謎も多くて楽しみ。

  • アドリアン・イングリッシュシリーズ一作目。
    M/Mのミステリー。

    面白かったー!
    こういう翻訳の文体好き。
    お洒落な雰囲気も良い。

    ミステリー部分はそんなに深い物じゃないんだけど、面白かった。
    そして、何よりアドリアンとリオーダンの関係がどうなっていくのか気になる!!!
    1巻なので、ホントに序章。
    続きも読むの楽しみだなー!

  • アドリアンとリオーダンがくっつくのだろうな~と冒頭から察しがついていたけれど、「これから恋愛が始まるかも…?」といったラストで、ラブシーンは一切なく、それどころか犯人と関係を持つシーンがいくつかある。これは日本のBLにはない…。事件自体は犯人はすぐ察しがついて段々わかっていくといった感じで、あっと驚く展開は特にないが堅実に話が進んでいく。この作者の他作品でも言えることだが、作中に出てくるゲイのキャラクターは自らのセクシャリティにわりと堂々としていることは多いものの、周囲のキャラクターからのゲイバッシングや差別がキツイのはお国柄かな。

  • ミステリーとしてはイマイチ…かといってbl としても…???アメリカのアクションものみたいな派手さとかは全くない。
    そして割と中盤になるまで、誰がアドリアンとくっつく予定の相手なのか全く分からなかった笑
    普通に読みやすいラノベ的なノリで読む分には良いと思う。

  • LA警察×書店員。
    ミステリ要素が多いので犯人が気になりするする読めた。
    M/Mは日本のBLと違った雰囲気があっていいな。わたしは愛だの恋だのだけに悩んでるものよりかこっちのほうが好みだった(もちろんBLは大好き)

    主人公がおそらく攻めになるであろう男とは違う人と体の関係を持ったりするので、そういう点が気になる人は注意したほうがいいかもしれない。
    ふたりの関係性は全然始まったばかりなのでこれからが楽しみ。

  •  
    海外ミステリとBLの良いとこ取りな感じでした。以前読んだ同じ著者の「フェアアゲーム」よりこっちのほうが好きかな。全体的に読みやすかったです。
    最後、「事件解決からの二人の関係」がほとんど触れられずに雰囲気だけ漂わせてエンドマークという仕打ちを受けたので☆マイナスイチ。笑

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