狼の遠き目覚め (モノクローム・ロマンス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560170

作品紹介・あらすじ

人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶、レミは父親・ダークの暴力によって支配されていた。普版段は鼻っ柱の強い彼が、父親の前では萎縮して何も言えなくなってしまう。メイトのそんな姿にジェイクの胸は締め付けられる。レミの心を自由に解き放ちたい。その一方でジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかきたてられてゆく。そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だった-。

感想・レビュー・書評

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  • 前作で人狼となったレミと、レミのメイトであるジェイクのその後のお話。
    レミが抗いようもなくジェイクに惹かれるパートにウキウキしながら、暴力で家族を支配するダークへの恐怖にドキドキする。
    しかし、家族に父さんと呼ばれるのを否定して名前で呼ばせるなんて。そして、そんな旦那をかばう母。レミの抱えているものは思ったよりもきつかった。
    今回は前作より盛りだくさん。ジェイクとレミの恋はもちろん、レミの弟のスターリングは可愛いし、ジェイクの友人リースは渋い男前。レミの過去が暴かれる一方、オメガという存在の発覚などなど。(そしてイラストも美麗)
    盛りだくさんすぎてお腹がいっぱい―にはならず、むしろお替わりを希望!まだまだ続きが読みたいと思ってしまう素敵なお話。願わくばリースとスターリングのお話をぜひ。でもこのシリーズ、3冊で止まってるよね。残念。

  • 狼さん2作目。1作目でツンツンしてたロミが人狼になって、メイト(伴侶)の存在が……。これは気になる!と思ってたらうまうまとそのロミのお話だったのでめっちゃうれしい。父親からの虐待、痛々しい。あと、SMね……苦手。と思ったけど、いや、優しい。良かった。麻々原先生の絵がよく合う✨

  • 『狼を狩る法則』のスピン。人狼の私立探偵・ジェイク×人狼になってしまった・レミ。父親の暴力による支配や過去の事件、レミのトラウマなどと前作と比べるとちょっと重めな展開でしたが面白く一気に読破。メイトのジェイクが群れのリーダー的資質をもっていて良い男だし、またアルファとオメガである2人が甘いです♪ 軽めとはいえSMが入るのがレミの背景を考えるとちょっと…って感じますが… ジェイクも悩んではいてくれたけどね… レミが安心して甘えられればいいか!

  • パラ 人狼2作目 6割は発情シーン。エ〇は飛ばしても問題ないが、悲しい描写もあって幸せ一杯ロマンスではナイ。同性愛人狼増 

  • 前作読まないとちょっと浦島太郎になる。
    しかしガチムチソフトSMは最高ですね。
    麻々原さんの挿絵がまたベストマッチでした。

  • 再読。最後の最後で特殊な人狼多すぎと思ってしまったので減点

  • 人狼である意義が明確だったぶん1作目よりは何倍も面白く読めた。もう一捻りほしいところだけど、勧善懲悪みんなが収まるべきところに収まる大団円てのはロマンスモノの定石なのかも。とはいえ気がつきました、人狼モノってのはエロティックな部分をそれこそ本能のままに楽しむものなんだわ。というか楽しさの8割がエロです。ごめん人狼。

  • セックスばかりしていたバカップル(褒めてる)の前巻よりも物語として読み応えがあって、とても面白かったヽ(●´ε`●)ノ 参考にしていたレビュー場で「SMが…」と気にされていた方がいて、相当エグいのを想像していた私は肩透かしをくらいましたが(笑) 愛のある主従関係で運命の恋人、良かったです♪

    カップルは前作にも出てきた、私立探偵をしている人狼のジェイク×死にかけたところを人狼にされてしまった消防士のレミ。 レミがすっげー嫌なヤツで、ジェイクのメイトとわかった時には「エーッΣ(・∀・)」となったっけ…(遠い目) だってジェイクはゲイだし、レミはホモファビアだったし…もう出だしから波乱含み(笑)
    でもレミがホモ嫌いになったのにはちゃんと理由があり。家庭環境がとんでもなく複雑だったり、現在進行形で問題を抱えていたり。そういう重いエピソードを手抜きせずをシッカリ書き込んであったのがとても良かった!
    また弟が素直な良い子でねぇ(泣) レミが弟を守っているつもりで、実は物凄く弟に支えられていた…という事実を知った後では、この兄弟の幸せを切実に願わずにはいられない(`;ω;´)

    問題のSMは、ちゃんと愛が読み手にも伝わってきて私はそれほど気にならなかった。
    それよりも、次作を期待させる展開が気になった(笑) またメイトが現れたんだぜぃ!!これは次巻、期待しちゃうなぁ~♪

  • 割と重いテーマでしたが面白かったです。S Mの文字が出てきて逃げかけましたがごく軽いもので大丈夫でした。

  • 前作より断然面白かった!!
    甘くて食傷気味になった前作と違って、ラブ5割サスペンス5割な仕上がり。
    もちろん甘甘なのは変わりないのですが、やっぱ事件が絡むとイッキに引き込まれます。

    CPは人狼でゲイの探偵×人狼になりたてのノンケの青年。

    虐待や差別など、やっぱり日本よりアメリカの現代社会は手厳しい。そういった背景を踏まえつつのストーリーがけっこう骨太で見事だった。
    女性の書くM/M小説だから、日本のBL好きの方でもすんなりと読めると思います。

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