これらすべて不確かなもの (ウィングス・コミックス)

著者 :
  • 新書館
3.59
  • (23)
  • (18)
  • (68)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 206
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403615146

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神様とか幽霊とかの題材が今思えば
    とても多い作家さんだったんだなぁ

  • あとり硅子さんの訃報を知ってコミックスを全部集めた。
    その中のひとつ。
    これは家族愛について描かれてる。
    世間離れした父が3人の息子を愛してないと言ったことから、3人の息子達は父との距離を感じるんだけど、
    それは生前、母が父を愛するあまり、「私以外愛しちゃだめよ」と約束したため、
    息子達を「愛さなかった」という話。
    「おまえたちのこときらいじゃないよ」の一言で真実が分かる。

  • 夭折の漫画家あとり硅子さんの短編集。本書のタイトルにもなっている「これらすべて不確かなもの」は感情表現があまり豊かでなく、子供の事も自分のこともほとんど構う事のない父親と、子供達の奇妙な関係を描いたもの。奇妙な関係の全ての元凶は母親(つまり子供達の母)が父親に対して「愛だって、分ければ減るの。だからずっと私のこと『だけ』を愛して」と言った事から。この論理をのたまう彼女が素敵。そしてそれを(ちょっと曲がった形で)守り続けてる父親がけなげです。

全6件中 1 - 6件を表示

あとり硅子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×