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- Amazon.co.jp ・マンガ (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403615146
感想・レビュー・書評
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神様とか幽霊とかの題材が今思えば
とても多い作家さんだったんだなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あとり硅子さんの訃報を知ってコミックスを全部集めた。
その中のひとつ。
これは家族愛について描かれてる。
世間離れした父が3人の息子を愛してないと言ったことから、3人の息子達は父との距離を感じるんだけど、
それは生前、母が父を愛するあまり、「私以外愛しちゃだめよ」と約束したため、
息子達を「愛さなかった」という話。
「おまえたちのこときらいじゃないよ」の一言で真実が分かる。 -
夭折の漫画家あとり硅子さんの短編集。本書のタイトルにもなっている「これらすべて不確かなもの」は感情表現があまり豊かでなく、子供の事も自分のこともほとんど構う事のない父親と、子供達の奇妙な関係を描いたもの。奇妙な関係の全ての元凶は母親(つまり子供達の母)が父親に対して「愛だって、分ければ減るの。だからずっと私のこと『だけ』を愛して」と言った事から。この論理をのたまう彼女が素敵。そしてそれを(ちょっと曲がった形で)守り続けてる父親がけなげです。
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