さよならさよなら、またあした (ウィングス・コミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403621291

感想・レビュー・書評

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  • 物心着いたときから余命宣告を受けてた女の子。そんな女の子にプロポーズされて、(半ば無理やり?)結婚してしまった先生。でも、読み進めるほどに切なくて胸がいたくなって、でも生きる希望も沸いてくる。

    お涙ちょうだいの病人漫画じゃない。泣ける作品じゃない。「明日」を迎えるための約束が素敵なお話。

  • やられた…最後のあれにはやられた…。新刊のときに旅先の本屋で見かけてから気になってた本。あのときは儚くて切ない話かと思ってたけど、全然違った。とても、力強い話。すごく日常なかんじがすきだなあ。あと万喜ちゃんとこが可愛い。

  • 相変わらず恐ろしい話を描く方だ、と感じる。終始明るく進むが、全く明るくない。いや明るいけど。怖いほど、人を惹きつける。仮初めの今日を、実感させられる一冊でした。

  • シギサワさんのコメディアンテイストの中に切なさを滑り込ませた作品。
    生きることを再度考えたくなる物語でした。

  • (ウィングス・コミックス)
    新書館

  • 幸せも怖さも抱えてなお明日を望む、そんな強い物語でした。

  • もし、あなたが生まれたとき、「20歳」まで生きられないと宣告されたら
    あなたはどのような人生を歩みますか?

    不貞腐れ、自暴自棄になってダラダラと毎日を適当に生きますか?
    それとも、その運命の日までノンストップで全力疾走して生きますか?
    はたまた、そんなのその状況になってみないとわからないと言いますか?

    主人公の育は、少しでも運動をすると呼吸が苦しくなります。
    毎日一錠4000円もする薬を飲み続けなければなりません。
    幼い頃から何度も入退院を繰り返し、次に生きて家に戻って来れるかは、本人にも、家族にも、医者でさえわかりません。
    でも彼女は生きる行為をやめなかった。
    今日をなんとか乗り切り、明日を引きづり寄せようと必死にもがきます。

    こんな話を聞くと
    「またお涙ちょうだいのお話ですか…、はいはいセカチューセカチューwww」
    と思いますよね。
    僕も実際そう思いましたよ。

    でも、個人的にはこの漫画で泣けるところなんてほとんどないです。
    むしろ、主人公の生きる執念が強すぎて、正直ゾッとしました…。

    この漫画を読んで僕は一つ理解しました。
    生きる力。
    それは今日という日を精一杯生き、そして明日を手元に引き寄せる強さ、
    明日を渇望する願いの強さなんじゃないかと。

    シリアスな話ってわけでもないです。
    むしろ、この話は幸せをしっかりと噛み締める話でもあります。
    全一巻、是非読んでみてください。

    余談ですが、禅の有名な言葉に「日々是好日」というのがあります。
    この言葉は文字通りに解釈すれば「毎日が平和で無事の日である」という意味です。
    しかし、実際の意味は
    「毎日が最良の日とは限らない。雨の日もあれば晴れの日もあるように、様々な問題が起き頭を悩ますかもしれない。しかし、どんなことがあろうともこの日は二度とこない。一瞬一瞬を精一杯生き、その一瞬を積み上げて一日を過ごす。それができればまさに「日々是れ好日」なのである」
    という意味なのだそうです。
    僕の座右の銘の一つです。
    まぁ、なかなかこの言葉通りにはできないですけどね…。

  • かっこ良い漫画でした…

  • あ~こういう作品のせつなさ、好きですねぇ。

    内面をえぐりすぎるのは、最近、ちょっともたねぇ。(笑)

    まぁ、その女性の書くエロっぽさに、まぁいいですなぁ。といえる自分もアレなんだけどね。

  • シギサワカヤはそれが不倫であっても本作のような薄命の主人公の話であっても、細かい感情や描写の積み重ねで物語を紡いでいくのがうまいと感じる。読み返してみると、そうしたディテールがさらに心に沁みる作品になっていると思う。

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