かんぺきな街 (ウィングス・コミックス)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 202
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403622144

感想・レビュー・書評

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  • エモい

  • 『おれは大人になったらわかるよって言わないように気をつけた でも何度も言いそうになって本当に本当におれは大人になっちまってさびしくてかなしい』

    『新しくて真っ白なものに囲まれたら 死ぬのが滑稽に思えてくる』

    『オムニバス形式の夢じゃない?まゆげが上がったり下がったり忙しかったので…』

    『そうか 寝起きに夢を尋ねる人がいると夢を憶えていられるんだな』

  • 大ゴマ顔アップの絵が線が雑になってる 前はもっと丁寧に描いてたからそこが残念

  • 履歴書を紛失し忘れ物センターに問い合わせをしていた青年ジョシュ。気まぐれに自分のものではない封筒を受け取った彼は、封筒の中身がとある高校の答案用紙だと気付くがそのまま自宅へ持ち帰る。そんな彼のもとに長崎ミカと名乗る少女がやってきた。ミカは担任の教師と同棲している男性を好いているようで──。表題作第1~4(最終)話+短編「ねこさがし」収録。
    ジョシュが好いていた彼女がああなったらそりゃあ戸惑うよ。ミカのおかげで心の整理がついたようで良かったが、話が複雑でモヤモヤする。うつ病になった夫の代わりに専業主婦だった律子がワイン店で働く「ねこさがし」の方が好き。表題作同様、登場人物はそれぞれ悩みを抱えているが分かりやすいし共感しやすい。

  • 売野さんの漫画の雰囲気が好き。昔「ぶ〜け」っていう大好きな少女漫画誌があったんだけど、そこに載っていそうな感じの。いつの時代のどこの国かふんわりわからないところが、なんだか読んでて落ち着

    主人公(過去を引き摺る疲れた30歳)が疲れたおっさんぶって若い子見ながらあーだこーだ思うんだけど、それ読みながら、そうそう、でもまたそこから二転三転あーだこーだあったり思ったりだよなーとさらに歳食ってる自分は思ってフフッとなるのがいい。巻末の読み切り読んでも思ったけど、どうしようもなくみんな生きていくだけ。だから愛おしいんだ、ということ。

  • 発売をたのしみにしてました 文句無し!やさしくて切なくてお洒落で不器用で、売野先生の生み出すひとが大すきだ〜 「ねこさがし」の律子さんと結婚したい

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著者プロフィール

売野機子(うりの・きこ)漫画家。東京都出身。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻(新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。

「2019年 『ルポルタージュ‐追悼記事‐(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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