暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

著者 :
  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403670190

感想・レビュー・書評

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  • 必ず何度か吹き出します。
    何度読んでも吹き出します。

    時折はさまれるBL画が理由で、
    思春期な娘とはシェアできなかった母ちゃんですが、
    知らない間に読まれてました。。。

    読めば絶対に面白さをシェアしたくなるはずなのに、
    娘は一切触れてきません。。。

  • 筆者の番子さんが本屋さんに勤めていた体験をもとにした書店員エッセイ漫画。

    書店員たちの悪戦苦闘(popの書き方に悩み、本の運び方に悩み)、個性的なお客さんへの対応(あいまいな本の指定された時の探し方、万引き発見の際の家族の様々なリアクションなど)。

    それぞれ、実際は大変な場面なのでしょうが、番子の書店愛、本屋愛が底にあるので、暖かく面白いギャグとして楽しく読める。(金庫破りの話なんて、本当に危機的な状況なんでしょうが。面白い)

    マンガ本などのビニールパッケージはシュリンクというんですね。シュリンカーという機械で熱をかけて本屋さんが手作業でやっているとは知らなかった。そして、シュリンク職人になる番子さん。

    この漫画で描かれているネタは、すべて人と人が交流し、コミュニケーションをとっている。

    膨大な本から自分がほしい本を効率的に買うという視点から見ると、リアル書店はネット書店と比べると圧倒的に不便なのだけど、リアル書店には人と人の交流から生まれる「何か」が強みとしてある。
    この「人との交流の場」を作り出す部分に力を入れている書店が生き残り、新たな価値を出していくのだろう。

    何十年後にはほとんどがネット書店、電子書籍になり、本屋で物理的な本を買うという行為自体が非常に高価な、高尚な行為になり、「本屋で本買うってすごい大人っぽい、かっこいい」という時代がくるのではないか。本屋はサロンのようになり、専用のコンシェルジュが付き、その人に合わせた本をお勧めする。本屋で売っている本は、ネットよりも全然高い豪華な装丁の本。というような。

    そんなときにも番子さんのようなひたむきで本好きな人たちが本屋で輝いて働けているといいなーと思った。

  • おもしろい!二度三度と読んでいる。

  • 本屋さんに勤める漫画家・番子さんの書店エッセイ。書店員ならではの裏話が満載。本好きから見ると、本屋は本に囲まれた最高の職場に見える。が、現実はそう素敵なものでもないらしい。「売れない漫画家」の自虐ネタを交えつつ、書店で起こるあれこれを描いたコミカルエッセイ。ちなみに口絵のイラストは、岩波書店のマークのパロディ。カバー下のオマケもあってお得。

    実際にこの本を読んだのは数年前で、当時は本屋さんの裏側がこんなに過酷だとは思ってもいなかった。重い本を運んだりするので意外と肉体労働であることは知っていたが、それ以上に大変そうだったのは接客だ。横行する万引きや、売り物の本を平気で汚したりする客がこんなに多いとは…。こういう問題やネット通販に押されて、町の小さな書店が次々閉店してしまったのかなと思う。

    今やAmazonでいつでもすぐに本が手に入るが、昔は書店の棚に欲しい本がなかったら取り寄せを頼むしかなかった。その取り寄せに一週間〜二週間かかることなんてザラにあって、なんて面倒なんだと思ったことも今は昔。そう思うと、出版業界のスピード化は確かに当時から遅れていたなと思う。ネット販売や電子書籍化などの変化の波が急速に押し寄せた今、旧態のままでは対抗できなくなるのも自然かもしれない。

    シリアスになりすぎた(汗)番子さんも本好きの一員なので、本好きならではの「あるある」エピソードも共感ポイントだ。書店に勤めると、本が一割引で買えるなんて素敵。時間が余ったらふらっと立ち読み。書店でぼんやりと立ち読みしながら本を見つけるのも、本好きの楽しみだ。こればかりは書店にしかできない点。頑張れ本屋さん。

  •  漫画家であり本屋で働いている著者が、書店の裏話とかを書いてるマンガエッセイ。
     本屋さんの大変さとか、そういうのがリアルに分かっておもしろいけど、話の中の著者本人がバカすぎて、イラッとする。
     実際はここまでバカじゃないんだろうけど、あまりにもバカの部分を誇張して書いてて、イライラする。

  • わたしは、今の仕事は天職だと思っていますが、今の仕事をしていなかったら、なりたかった職業のナンバー1は、「本屋さん」です。
    今でも、本屋さんにあこがれる気持ちはいっぱいありますねぇ。

    ということで、本屋さんで「読みたいなぁ」と眺めていて、実家に帰ってみるとなぜかあった「暴れん坊本屋さん」です。

    ただ、このマンガとか、井狩さんの本とかを読んでいると、普通の本屋さんというのは、つらいなぁ……と思います。

    自分の好きな本で、いっぱい埋めたいからねぇ。
    専門書店か?

    と、どんどん、職業としてダメな方向に……。

    でも、本に囲まれて生活するというのは、しあわせそうです。
    ということで、図書館も、あこがれの職業だったりします。

    ところで、ハチさんって、女の人ですか?

  • 自分の興味のないジャンルの担当になったら大変だ。。

  • 本屋で働いたことある人に、オススメです

  • 2014年6月15日

    <ABARENBOU! BOOKS>

  • 本屋さんに努める漫画家さんによる本屋の裏側を面白く楽しく書かれている。周りのスタッフの方も特徴的に書かれており、本屋の仕事などにもしっかり描かれているので楽しみながら知識として知ることもできる。実際、これを読んで本屋で働いてみたいと感じる人はいると同時に、無理だと思う人も多そうな気もする。

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著者プロフィール

愛知県出身。
2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

「2022年 『ひらばのひと(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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