番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

著者 :
  • 新書館
3.92
  • (97)
  • (100)
  • (106)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 729
感想 : 97
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403670510

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本にまつわるエトセトラなコミックエッセイ。
    やはり番子さんは可愛い。

    校正課のトノーカさんの回が特にツボでした。
    トリックの穴を見つけてくれる校正さんなんて、格好良すぎる!!
    私には絶対に出来ない仕事だ。

    カタカナ名前が受理出来ないって話には共感。
    日本人がつけたカタカナ名前はOKというのも同じ(笑)
    不思議ですね。
    アリスとジョルジュのイメージも分かる(笑)
    不思議ですね。

    一箱古本市なるイベントも気になった。
    出店してみたいかも!

    寝る前に読む本の条件にも納得。
    こうして書いていくとほとんど全部ツボだったということになりそう。
    番子さん、やっぱり好きだなぁ。

  • 本を作る、本を読む、本を収納する、本を愛するということ、
    もー、とにかくいろんな角度からの本のお話で
    面白いのはもちろん、知らなかった本のまつわるお話がいっぱいでした!

    「番線」の意味、装丁の価格と諸事情[笑]、増え続ける本と
    本棚との戦いの脳内作戦会議はお腹痛すぎました[>▽<*]

    国立図書館の話では、有川浩さんの「図書館戦争」の
    図書館の舞台やシステムを思い出すところがいっぱいで
    知らなかった閉架式の図書館の仕事が見れて
    図書館戦争を読んでいたからこそ、より楽しめる部分もあったりで
    まったく関係のないところでの繋がりがうれしくなったり♡

    本についての濃厚なお話が番子さんのマンガで知ることができて
    大っ満足の「番線」でした。

    雑誌履歴書、ワタシも書いてみようかなぁ。
    本の病がますます悪化しそうです[*゚ω゚*]

  • 『暴れん坊本屋さん』(全3巻)の久世番子さんによる、本への愛、本に関わる人々、場所の裏側を描いたエッセイコミック。

    翻訳本の登場人物の名前を頭に取り込めないのはほんっとに共感。
    私の場合、それが理由で世界史より日本史を選択したくらい。
    本の貸し借りの話に始まり、本棚の隙間を余すところなく活用するなど、本好きなら理解できる部分が色々と出てくる。

    そして、写植屋さん、校正さん、辞書の編集者さん…本に関わる様々な職種の裏側が読めるのがいい。
    久世さんの手により、面白おかしく描かれてはいるけれど、苦労話やプロっぷりも少し見せてもらうことができる。

    個人的に一番興味が湧いたのは国立国会図書館と一箱古本市!
    どちらも機会があれば、是非訪問&参加してみたい。
    国会図書館の”人より本”に重きを置いた徹底振り、面白かった!

  • 本を処分するとか買うの控えるとかに対して、即「黙れ。」に全面同意。本棚に入りきらない本どうしようかねー。写植屋さんに校正さんに辞書編集者さん、それぞれのお仕事面白い。国語の教科書は先々まで読んでいたなぁ。懐かしい。横文字名前は難しい。国立国会図書館はいつか行ってみたい場所のひとつ。本のために存在しているという素晴らしい場所。おやすみ本、面白すぎると眠れないんだよね。

  • (図書館から借りる)
    楽しいな。
    本にまつわる本。

    本の制作、出版の話から
    国会図書館案内、
    国語の教科書や辞書まで
    本好きにはたまらない?
    いろいろ興味深い話が
    続々と、出てきて面白かった。

    ちょくちょく出てくるオタク度に笑える。

  • 電子書籍が増えてきたけど、好きな本は紙で読むのがいいですね。本好きには興味深い漫画かな?

  • 本への愛情に溢れるコミックエッセイ。
    愛情というか、ある種、狂気というか(笑)。

    本棚などの「わかるわかる」という話から、国会図書館などの「へぇ〜」という話まで。

    [more]
    (目次)
    貸し本借り本
    アオリ大百科
    雑誌履歴書
    装丁×高さ÷2 
    本棚戦線異状なし 
    聞かせてよ愛の写植を 
    教科書がくれた季節 
    いやらし本の世界 
    壊れても好きな本 
    真理がわれらを自由にする(前) 
    真理がわれらを自由にする(後) 
    赤い校正 
    カタカナ名前で出ています 
    辞書で会いましょう 
    温故知本 
    あとがきマンガ お休み本

  • 本にまつわるいろんな話。
    自分のこと本好きだと思ってたけどそうでもないな。

  • 面白かった! 収納問題は人によって色々やり方あるから聞くの面白い♪( ´▽`) 本を作る側の話も保存する側の話も、みんな本が好きな人たちが頑張ってるんだよなー、きっと。やっぱり本楽しい(((o(*゚▽゚*)o)))

  • 本好きにはとても面白く読める一冊。特に、本棚と教科書とおやすみ本のところは激しく共感した。今夜の眠りへのお供はどの本にしようかな^ ^

全97件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

愛知県出身。
2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

「2022年 『ひらばのひと(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久世番子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
日丸屋 秀和
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×