いつか見た青い空 (ウィングス・コミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403671081

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  • 子どもの立場からみた、施設の日常。

    淡々と、さらりと描かれているところに、逆に感じ入るところがありました。

    愛された記憶の大切さ。。
    私は自分の子どもをきちんと愛せているだろうかと、自らを振り返るきっかけにもなりました。

  • 施設で育った人が、当時のことやその後のことなどを描いたものです。施設とはどういうところか知らない人たちにも分かりやすいと思います。(漫画の中で施設に対する偏見にも触れています)
    場所が施設であることが重要なのではなく、そこで暮らす「人間」を描いた作品です。

  • ◎ダ・ヴィンチ2011年8月号
    「今月のプラチナ本」。

    2011年8月25日(木)読了。

    2011-55。

  • 何年か前、高級住宅街を抱える街に児童養護施設を建てようとしたら、住民から猛反対をくらった、という話があったなぁ。住民のひとりが、ここに住む子どもたちは私立に通ったり習い事に忙しかったり恵まれた暮らしをしている、そんな中に施設の子どもが混ざったら引け目を感じて可哀想だ、と傲慢極まりない発言をし、テレビやネットでその切り取られた発言が流布されて、かえって気の毒だ(笑)と思った。その後のことは知らないけれど。迂闊なことは言うもんじゃない。
    昔から刷り込まれてきた、こういう場所、そこにいる子どもたちに対する偏見。大人になって、これは偏見だとわかったから口には出さないけれど、私自身に決してないとは言わない。だって、じゃあ本当はどうなの、どう考えればいいのかは、実際中に入り、話を聴いてみないとわからないから。
    この本を読んでわかったつもりになるのも危険なので、成程知らない世界を垣間見た、という感想にとどめておくことにする。(2021-06-15L)(2022-03-01)

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