はやげん! ~はやよみ源氏物語~ (ウィングス・コミックス)

著者 : 花園あずき

• 新書館 (2012年11月23日発売)

作品紹介・あらすじ

「源氏物語」全五十四帖がたった一冊の漫画で読める。

感想・レビュー・書評

[徳島文理大学徳島キャンパス附属図書館 SNSさんの感想 · 2023年4月6日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/772797

[ほなこさんの感想 · 2022年11月3日]

本当に謳い文句どーりの本。源氏物語54帖をここまでフルスピードかつわかりやすく、かつカオスに描いた漫画はこれ以外に見たことがない。源氏なんてイケメンオーラ＜万年思春期オーラだし、紫の上なんて旦那の胸ぐらつかむし。これでいてちゃんと上品キャラも確立できているところは作者の技量というべきか（褒めてますヨ！）
とりま古典嫌いはここから入れ！と言いたい。
そしてこれを読んだあとはあさきゆめみしにいっていただきたい笑。本来の源氏物語、あんな感じだと思うので。

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2022年6月27日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/772797

[junさんの感想 · 2021年5月26日]

源氏物語を漫画でわかりやすく描いていてスラスラ頭に入りました。

現代風な内容なので読みやすくて頭に入りやすいのですが、本家の紫式部の「源氏物語」にあるような当時の習慣や細かな描写や心情というのは感じることが難しいので、深く理解したい方はまずはこちらを読んで人物相関図を頭に入れてから挑戦するのが良いのではないかと思いました。

私的にはこの一冊で充分「源氏物語」を読んだつもりになりました（笑）

[Masaki Nishinaさんの感想 · 2020年11月11日]

時代背景をしるには、よい

[城平さんの感想 · 2015年11月28日]

絵が今風のデフォルメ調で手に取りやすい。女性の描き分けが上手にされていて人物関係がわかりやすい。おすすめ。

[もゆさんの感想 · 2015年5月23日]

源氏物語早読み本。確かに全五十四帖が1冊にまとまっていてわかりやすい。こうやって見ると、登場人物がものすごく個性的。六条の御息所の生霊のこわさよ(本作ではギャグっぽいけど)。紫の上の可愛らしさよ(釘バットあかん)。光源氏をイケメンでマダオと言ってしまうセンス好きだわ。

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2012年12月24日]

古文の成績が伸び悩んでいる高校生に読ませたい一冊
昔も今も、男と女の関係性はさほど変わらない
女を好きがままに振り回す色男もいれば、男を手玉に取って魅せられる美女もいるのだ
これを読んだからと言って、源氏物語を読みたいって高校生が増えるとは限らないし、高望みもしないが、せめて古典に対する理由なき苦手意識が少しでも薄まれば嬉しいものだ

[黒さんの感想 · 2012年12月24日]

　簡単に「知ったかぶれる」を謳い文句に、『源氏物語』から『宇治十帖』までの粗筋をざっくり漫画で表現した作品。
　絵柄も愛らしい上にコミカルに進んでいくので、とにかく古典が苦手で『あさきゆめみし』ですら断念したという人には、なかなかお勧めなのではなかろうかと。
　それにしても、思いの外紫の上が暴力的で、源氏（自業自得）が伸された姿を見るにつけて個人的には溜飲が下がり、超すっきりwww

著者プロフィール

花園あずき（Azuki Hanazono）、漫画家。幼い頃からドレスが大好きで、日頃からドレスを愛でていたため、服飾史に興味を持つ。ドレス情報誌『貴婦人のワードローブ』をはじめとする同人誌を制作し、ドレスの歴史や変遷を、ドレスの創作衣装のデザインに活用する方法を模索する。過去の執筆作品に『マンガジュニア名作シリーズ・小公女』（学研マーケティング）、『はやげん！はやよみ源氏物語』（新書館）、『魔法☆中年おじまじょ5（コミカライズ）』（新書館）などがある。
［Blog］「本当は萌える！ 源氏物語」
http://moegen.blog.shinobi.jp/
［Twitter］genjihikaru
［pixiv］pixiv.me/azkhnzn

「2017年 『麗しのドレス図鑑 イラストでわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」