震える岩―霊験お初捕物控

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著者 : 宮部みゆき
  • 新人物往来社 (1993年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404020574

震える岩―霊験お初捕物控の感想・レビュー・書評

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  • 宮部さんのおまえさんが面白かったので引き続き時代物。おまえさん程ではなかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ふつうの人間にはない不思議な力をもつ〈姉妹屋〉のお初。奇怪な幼児殺しの謎を追うお初のまえに100年前の赤穂浪士討ち入り事件が…。


    とある長屋で死んだはずの蝋燭売りの吉次という男が生き返った。生き返った吉次はおせんという名の女児を殺し油問屋の樽の中に投げ入れた。正体を見破ったお初と右京之介だったが、捕まえた吉次の体は既に死後いく日も経ち腐っていた。吉次は何者かの魂に体をのっとられていたのだ。吉次が死に、事件は終わったと思われたが再び、長次郎という名の男児が殺され川へ投げ捨てられていた。犯人は助五郎という湯屋で働く男であった。彼もまた死霊に体をのっとられていた。その、死霊の正体は内藤安之助という100年前に妻と2人の子を殺し、自分自身も切られ亡くなった侍だった。やがて、内藤安之助が亡くなった頃に起きた赤穂浪士忠臣蔵と今回起きた幼児殺しが結びついていく。内藤安之助は吉良にも赤穂浪士にも怨みを持っていた。内藤は真面目な性格だったが、町人を襲った犬を切り、生類憐みの令によって禄を奪われ浪人になり生活は困窮し、孕の妻と2人の子を養うために辻斬りを始め、徐々に内藤の心を蝕み狂わせていく。その頃、吉良邸では赤穂浪士に備え、腕の立つ者を召し抱えていた。内藤も働き口を求め赴くが断られ、それをきっかけに精神は崩壊し、妻と2人の子を殺す。彼の異常に気付いた赤穂浪士の1人が内藤を切り、産まれたばかりの3人目の子供を助ける。死霊となった内藤は我が子と同じ名の幼児を殺し、3人目の子供の子孫で妻と同じ名のりえも殺そうとしていた。死霊は助五郎の体から離れ、右京之介の父に取り憑く。りえを殺そうとするが、お初は赤穂浪士達の力を借りたかのように内藤を倒し、りえを助ける。

    死にたい、という思いや深い悲しみを持っている人の心の隙に入り込む死霊。右京之介の父との確執。内藤に憑かれた右京之介の父もまた、息子との確執に自身も深く悲しんでいたのだ。

    時代に翻弄され、死を選ぶしかなかった内藤と赤穂浪士達の思いや時代背景が描かれている。

  • 霊験お初シリーズ。一膳飯屋の看板娘「お初」が主人公の怪談推理時代捕物控。夜な夜な鳴動するという、さる武家の庭にある岩・・・・・。短編集『かまいたち』1992/01発売の「迷い鳩」「騒ぐ刀」二作を原型とする、霊験お初のシリーズ長編。【霊験お初シリーズ】①震える岩 霊験お初捕物控②天狗風 霊験お初捕物控2

  • お初は人に見えないものが見える。
    死人に取りつく怨霊を退治するため、兄や右京之介たちと活躍。
    忠臣蔵のストーリーを借りながら話は進むが、お初の霊感が浮き気味。

  • 読了。

  • 2009.06
    現在読売新聞朝刊で連載中の話と似ているのかな?と思って手にとって見た。

  • 『かまいたち』に出てくる短編と同じ、霊など人には見えないものが見える主人公、お初の物語。赤穂浪士などが物語の謎に加わっていて、少しわかりにくさも感じましたが面白かったです。あたらしい登場人物も出てきて、次が楽しみ。

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震える岩―霊験お初捕物控の作品紹介

ふつうの人間にはない不思議な力をもつのお初。奇怪な幼児殺しの謎を追うお初のまえに100年前の赤穂浪士討ち入り事件が…。

震える岩―霊験お初捕物控はこんな本です

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