- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404031433
作品紹介・あらすじ
峻厳な規律のもと、武闘集団として幕末の京洛を震撼させた新選組。近藤勇をはじめ土方歳三、沖田総司、原田左之助ら隊士たちの鮮烈な生きざまを描く。
感想・レビュー・書評
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佐幕派の唯一の武闘集団として幕末維新史に強烈な光芒を放つ新選組。
近藤勇をはじめ土方歳三、沖田総司、原田佐之助ら隊士たちの軌跡と生きざまを描く会心の小説集!
徳間書店1987年刊「新選組銘々伝」の改題。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新選組隊士、十人を描いた短編。
有名どころの十人なので、有名で何度も読んだことのあるエピソードばかり。
そして、同じ時代、同じ場所を生きたもの達だから、しょうがないのか、それぞれの物語の中で同じエピソードが繰り返される。
かなり辟易した。 -
同じ文章を何回も繰り返されている部分があり、ちょっとしつこいなぁと。
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新選組の隊士達の列伝ものだが、普段扱われる者ばかりでなく、前出している列伝ものと違った形を取りたかったのだろう、と思わせる。私自身は、この手の列伝ものは初めてなので、メインキャラを中心にしてもらった方がわかりやすかったかも。新選組「通」向きの内容かもしれない。
隊士達が一番熱く燃えた時期に、至るまでの道筋から描かれており、彼らに一層の親しみが増してくる。
土方の行動の解釈が、冷酷に傾いており、山川作を読んだ後では、その解釈に残念な思いがよぎる。私も「燃えよ剣」の影響を受けているようだ。 -
はははは〜…。また新選組。
どこかのインタビューでこの人が司馬遼をぼろっくそに言ってたのが面白くてそれで。確か生まれて初めて読んだ新撰組小説も早乙女貢だったような気がします。
長州の志士達も酷い扱い。品性下劣な無法者に描かれてます。歴史もの読む醍醐味ですよ。視点変えたらここまで人物像が変わるなんて。
小説の構成の為…以上に、この人明治の新政府のことがほんとに大嫌いらしいです。下賎な田舎者が権力握ったせいでこの国はこんなことになってしまったというのが持論で。
わかる気もしますが。
きっと高杉晋作もこの人が書くと場当たり主義のお調子者なんだろーな。
読了。
あと、ここの土方冷血だった。でももともと私が知る土方ってこんな人だった。計算高い鬼の副長。
「やんちゃで人間味のある」土方歳三って、きっと誰かが始めたことなんだよ。
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個人個人にスポットを当てた短編集。やっぱり全部切ないです。個人的には平助が一番やばかった。ずっと闇というか、もやもやを抱えてたのかなと思う。油小路の話は新八が美化するために「助けようとした」と言ったみたいな説もあるけど、そこはやっぱ本当であってほしいしそう信じたい。じゃないと報われない。
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藤堂さんが主人公の小説は珍しいのです^^
藤堂さんらぶー!