孤宿の人 下

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著者 : 宮部みゆき
  • 新人物往来社 (2005年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404032584

孤宿の人 下の感想・レビュー・書評

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  • ほうと加賀様の日課が始まり、ほうは鬼と呼ばれる加賀様への恐怖が薄れていくのを感じる。
    そして、まちでは啓一郎が藩の陰謀やお家騒動の歴史を知り、寺子となった宇佐は町人の恐怖からの狂気が強まるのを感じ取る。

    後半、まちを襲う天災と騒動により多くの人が命を失い、怪我を負ってしまいます。
    事態が収束へと向かった後、最後に加賀様がほうに与えた名前が胸を打ちます。
    陰謀や死人が多く出たラストの割りに、読後の後味は清涼感があります。

  • 面白かった。
    主人公は誰?
    ほう、宇佐、加賀様
    ほうの人生、丸海藩が幕府の要職にあった加賀様を引き取ったことと、藩内の政略と絡み多くのことが起こる。
    最後は少し涙かな。
    ほう(あほう)→方(方向)→宝

  • 下巻の途中から話の流れが読めるようになっていたけど、それでも怒涛の展開で息もつかせず最後まで持っていかれた。
    とてつもなく悲しいことばかりだけど最後には一筋の希望が見えていて、まるでこの丸海藩を覆った空のようなお話だった。

  • 44/298

  • 宮部みゆきさんの時代小説にハマりだして、図書館を物色中にみつけた孤宿の人。

    びっくりするぐらいハマってしまい、上下巻ともにのめり込むように読破しました。

    こんなに読書する時間が待ち遠しいと感じたのは久しぶりです。

    阿呆のほう、という名を持つ女中の女の子と、幽閉の身ちなった幕府の重臣であり罪人の加賀様。この二人のやりとりの場面が一番わくわくした。

    個人的には航州先生も好き☆優しいお顔が目に浮かびます。。。

    2015年の最後に、こんな素敵な本に巡り会えたことに感謝!

  • 下巻では、江戸から流されてきた加賀様をめぐっていろいろな思惑が渦巻き、事が起こります。

    でも、ほう は変わりません。

    ラストまで一気に読みました。

    人の心の恐ろしさ、優しさ、強さ、哀しさ。
    ラストは涙がこぼれました。

    この本は、マイベストに入る1冊になりそうです。再読します。

  • ちょっと苦手な江戸時代物。
    まだまだ序盤で何がどう繋がるのやらわからない状況。
    とりあえず下巻を読むことにします。

  • 何で?なんで文庫の(下)が出てこないんだろう。

    それにしても昨夜(3/30)20時頃の雷2発、サリーちゃんのパパの登場か、涸滝の屋敷に落ちた雷を想起させた。

  • すごく切ないのに、どこか心温まるお話でした。

    ほうを取りまく人々がどんどんいなくなっていくのがひたすら悲しい。

    阿呆のほうが、方へ、宝へと変わっていく。無垢でけな気なほうと、彼女を取りまく人々との優しい関係に胸打たれました。
    様々な思惑策略が渦巻いているのにとても静かな世界観。

    上下巻でしたが長さを感じず読み切れました。読んで良かった。

  • ほうと鬼・加賀さまの心の触れ合いが感動的な場面です。書・算術を加賀さまから教えてもらうことになるほうが何とも可愛い小さな女の子を彷彿とさせてくれるのです。顔は怖いが暖かい英心和尚と宇佐の信頼も美しい場面でした。それにしても嘉介親分、渡部一馬と次々に魅力的な登場人物が死んでいくのは淋しい限りです。最後には大火により、花吉ほかも、次々に。そして宇佐までが。ほうと宇佐の最後の出会いも泣かされます。英心和尚が「人は皆、心の中に仏がいる」と語る場面がありますが、それがこの小説の背後に流れるテーマであったように思います。琴江殺人犯までが・・・。

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孤宿の人 下の作品紹介

その男は"悪霊"と恐れられた!涸滝の幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう-。丸海藩の内紛が起こるなか、"悪霊"と恐れられた男と無垢な少女の魂の触れ合いが…。

孤宿の人 下の文庫

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