乾山晩愁

著者 :
  • KADOKAWA(新人物往来社)
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本棚登録 : 67
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404032782

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  • 主に、御用絵師として名高い狩野家の絵師達にまつわる短編集。戦国から江戸時代にかけて、それぞれ、尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、清原雪信、英一蝶を軸とした物語が綴られる。才能に恵まれ、才覚一つで人生を切り開き、認められ、何百年後の今も名を残す絵師達だけれど、生きている間には色々苦しみもあり痛みもあり。必死に生きていたのだなぁと感じた。
    「若冲」や「花鳥の夢」を読んだ直後だったので、書き込みに物足りなさを感じてしまった。もう少し深いところまで、書き込んで欲しかった。

著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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