- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404035806
作品紹介・あらすじ
明治元年10月、吹雪の蝦夷・鷲の木浜に榎本武揚、土方歳三軍は上陸した。
感想・レビュー・書評
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箱館戦争の段階を追うというよりはエピソードを集めたという内容でした。中でも御子孫の方々の交流と五稜郭給仕であった人物の回想の部分が印象に残っています。著者が北海道在住ということもあり地元ネタなどが興味深かったです。
文章は読みやすく、また内容も一つ一つが長すぎないので内容が頭に入りやすかったです。
欲を言えば値段がほんの厚みに対してちょっとお高めだなあというところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゼミのレポートで使用しました。戦の全体の流れが分かって良かった。元々土方歳三が凄く好きだが、箱館戦争について知れば知るほど蝦夷島政権と脱走軍が愛おしい。
特に、額兵隊長の星恂太郎。彼の書いた日記をちゃんと読もう。 -
北海道生まれで幕末を研究しているお方だけあって、郷土史料ネタが多くて大変嬉しい。ただ箱館戦争の流れをダラダラ説明しているような本ではなく、どちらかというと講演を聞いているような、歴史雑誌の記事を読んでいるような飽きさせない内容で非常に読みやすかった。
本当に地元を愛しておられるのだなあという文章でした。研究者やご子孫同士のエピソードなんかも書かれているので、箱館戦争を勉強している方はビギナーの方もマニアの方も、一回読んでおくと良いかもしれません。面白かった! -
当時の旧幕府軍ではないけど、だんだん北へ北へと興味が湧いてきた。
そしてついに来た、箱館(笑)
読みやすかったし、興味深いエピソードばかりでした。
箱館戦争や蝦夷共和国自体に限らず、土方歳三及び新選組についても詳しく描かれていたのが印象的。
卒論箱館戦争にしようか…
また読むことになるかもです。