新撰組顛末記 (新人物文庫)

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著者 : 永倉新八
  • 新人物往来社 (2009年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404036001

新撰組顛末記 (新人物文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  新撰組隊士として生きた一人の男の証言は、創作物の何倍も物語のようで、胸に迫る。永倉新八は近藤勇と袂を別つことになるが、その心の底にはやはり同士としての感情はずっとあったのではないかな、と感じた。晩年になるまで、永倉は新撰組のことについて語らなかったそうだ。しかし、晩年になって新撰組のこと語り、残した。その心境の変化は何だったのだろう。今の私はそれを想像するしかない。私としては、残してくれて本当にうれしく思う。新撰組という集団が確かに存在し、戦っていたことにものすごく興味があるからだ。そして、消え去ってしまいそうな歴史に興味がある。
     歴史が好きになってからいつか読まなければ、と思っていたものをようやく読み終えることができてうれしい気分だ。彼らの思いを、心に刻みたい。

  • 大正二年、永倉新八75歳、小樽新聞記者によるインタビューをまとめた物。
    今となっては目新しいことはないが、貴重な体験談、よくぞ語ってくれたものと思う。

  • 歴史は往々にして勝者によって語られる事が多く、幕末の動乱は薩長連合の官軍の目線で語られるものが多い。新選組は幕府軍と行動を共にし朝敵とみなされたので、多くの記録で本当の姿を伝えているか疑問が残る。そんな中で、本書は異彩を放ちます。なぜなら新選組隊士、永倉新八が晩年に小樽新聞の記者に語った連載をまとめた本だからです。実際に近藤、土方や沖田らと行動を共にし、池田屋事件や禁門の変を戦った彼の口から語られる生々しい話は迫力が違います。途中、永倉が関わってない事件の描写があるが、たぶん記者が別途まとめたんだと思う。

  • 新撰組で唯一の生き残りと帯があるが、斉藤一も新撰組幹部の生き残りである。
    新撰組について一切を語らなかった斉藤一とは違い、新撰組の生き様を語られた1冊。
    75歳のときに新聞社に語られたものが文庫化された。
    途切れ途切れで欠けた部分を感じるが、読み応えのある1冊。
    新撰組ファンなら読んでも後悔はない。

  • 後の人が永倉新八になりきって書いた小説かと思いきや、新選組の数少ない生き残りである当人が書いたものが纏められた本のようだ。
    新選組を知る上では欠かせない、一級資料らしいが、『池田屋事件』で、沖田の持病の労咳が悪化→吐血で戦線離脱 とあった。
    今は、労咳ではなく熱中症が原因という説が主流と聞いたことがあるけど、一体どちらが正しいんだろう……。

  • 知さんに勧められて読んでみた作品

    本人が記者に語ったと言う事で期待したのですが
    物語みたいに淡々としていたし
    文体が古く読みづらい(昭和初期の出版物なので仕方ないかも)
    客観的な視点に欠けてる気がするけど
    だからこそ、その時代に生きた人の生の声なんだと思えました

  • 新選組2番組組長、永倉新八の晩年の語りを新聞記事として連載したもの。史実と違う部分もあるので、記憶が変わったり意図的に隠したりもあるのでしょうが、やはり中心人物の体験談は貴重。文章は古いですが、新聞連載なのでひとつひとつの量は少なく、意外に読みやすかったです。

  • 「子供に読ませたい本」みたいなフェアがあったとのことで妻が買ってきた。

    同書の文庫本になるまえのハードカバー本を昔読んだことがあるが、再度読み返してみたくなり手に取る。

    新撰組の大幹部で明治時代にも生き残った唯一の永倉新八。最晩年にようやく重い口を開いて幕末の己の生きざまをつづった回想録だけに、貴重な資料である。

  • 新選組副長助勤永倉新八、後杉村義衛が晩年を過ごした小樽を訪ねる機会に拝読。
    本人手記の自叙伝ではなく取材を纏めた回顧録との事で、多少の記憶違いや小説との差異は有るにせよ “元幹部隊士が語る”という事に意義があるのですね。
    家族にも斬り合いの顛末を語らなかった氏が記憶を呼び戻し、同志の生きた証を後世に遺してくれたと思うと胸が熱くなります。
    新選組ファンの方は此方も是非ご一読を。

  • 新選組の永倉新八への取材をまとめた本。
    回顧である以上、その全てを真と取るべきではない気もする。
    だが、その場にいた者だからこそ語れることがあり、そういう意味で貴重な資料だろう。

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