- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404036001
感想・レビュー・書評
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新撰組で唯一の生き残りと帯があるが、斉藤一も新撰組幹部の生き残りである。
新撰組について一切を語らなかった斉藤一とは違い、新撰組の生き様を語られた1冊。
75歳のときに新聞社に語られたものが文庫化された。
途切れ途切れで欠けた部分を感じるが、読み応えのある1冊。
新撰組ファンなら読んでも後悔はない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「子供に読ませたい本」みたいなフェアがあったとのことで妻が買ってきた。
同書の文庫本になるまえのハードカバー本を昔読んだことがあるが、再度読み返してみたくなり手に取る。
新撰組の大幹部で明治時代にも生き残った唯一の永倉新八。最晩年にようやく重い口を開いて幕末の己の生きざまをつづった回想録だけに、貴重な資料である。 -
本人の談なので、臨場感、心情が伝わります。
が、テンポは良くないので、少々読みづらくはあるかもしれません。 -
新撰組幹部である永倉新八さんの実際の証言を元に書かれた本という事で、小説などとは違った新撰組の姿が垣間見れます。
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歴史小説じゃないから。すごい。こういうのを読むことができて感謝。
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『沖田総司』と同じく、中学~高校生の頃云々の懐かし本。
昔は一冊1000円以上の本を買うのには本当に覚悟がいったものです。図書館で何度も借りたり読んだりして、迷って迷って買ったのを思い出します。
永倉新八は新撰組の中で中核となった試衛館一門のひとりで、斉藤一と同じく明治まで生き残った人。なので、生々しい話や裏話的なエピソードがある一方、若干美化しすぎと思わないでもない。
それも含めて、幕末好きならやっぱり一読したい本。 -
新撰組を知る為の書籍入門です。
新撰組隊士・永倉新八さんが語った本。
色々と美化されたりしている部分があるだろう、といわれていますが、
勝てば官軍であって、官軍側が美化している中でこれくらいは…と思いますし、
なによりも本人が話しているので、憶測だけの読み物よりは当然真実です。
文庫になったんだなー、とおもいながら本棚に入れました
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浪士文久報国記事に比べると、時間の経過故か新聞記者を介した故か多分に物語風ではありますが。
当事者にか語ることの出来ない臨場感がヒシヒシ伝わってきます。
文庫化で手軽に読めるのも嬉しいです。
僅かですが、禁門の変の件で伏見奉行林忠交の名前も出てきて吃驚。
卒論前に読んでおきたかった…。(2009年7月9日読了)