おそろし (新人物ノベルス)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新人物往来社 (2010年6月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404038661

おそろし (新人物ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 三島屋変調百物語シリーズの一冊目。

    以前シリーズものとは知らず、二冊目を先に読んでしまったのですが。
    もう一度読み直したいです。

    わけありの姪っ子を預かる袋物屋の主人夫婦。巡り合わせとも言うべき“ひょんなこと”から、おそろしく奇妙で哀しい“ふしぎ話”を聞き集めることに。語り手と聞き手、一対一での昼日中の百物語の始まり。そしてその聞き手がわけありの姪っ子、と言う。

    百物語と言えば怪談話ですが、本作、と言うか、宮部みゆきさんの作品は“結局のところ一番こわいのは人ですね”型なので、余計に怖いと言えば怖いんですが、また怖さだけでなく、それ以上に切なさ、悲哀、慈愛のようなものを感じさせてくれます。

    特に言いたいことは、第四話の魔鏡では私もおかみのお民さんと同じ感想を持ったと言うこと!と言うか、逆に思わない人いるんだろうか。だから語り手聞き手のスルーっぷりにびっくりした。けど伏線だったのである意味安心しました。けどやっぱりあの話を聞いたらまずおかみさんと同じことを思うと…

    そして、ラストの第五話家鳴りでも似たような現象がありまして。
    “え?あの人の回収は…?”ってのが幾つかあり、でもそちらも最後の伏線になっていたようで(笑)

    そして今気になっているのが、続編に登場したお気に入り人物の若先生が、松太郎さんと良助さん、どっちに雰囲気が似てたんだっけ?と言う点。

    まあ恐らく松太郎さんでしょうけど。

    これ三冊目もあるのかな。

    そしてしゃばけの新刊も予約したいんですが、回ってくる頃には引っ越してるだろうと思うと…

  • 宮部みゆきさん、特別好きでもなかったけど、これを読んで大好きになった。どきどきしたり切なくなったり、読んでいる間とても楽しめた。時代小説が苦手な人にも読んで欲しい。

  • とある理由で家を離れ、叔父夫婦の店にやってきた少女おちか。彼女のもとを訪れる人々が語る「百物語」。そして、おちか自身が恐ろしくも悲しい過去を胸に秘めていた。

    連作短篇というのでしょうか。ひとつひとつのお話はしっかり一章ごとにおさまっているのですが、それらが集まって大きなストーリーをつむいでいます。

    『おそろし』のタイトルどおり、幽霊だったり殺人だったり、起こることは怖いのですが、トータルしてみるととても「良いお話」でした。人間の情念の恐ろしさ、という意味では、『あやし』のほうが怖かった気がします。

    いつも思いますが、宮部みゆきは本当にすばらしいストーリーテラーです。
    話の内容もそうですが、その物語の語り口、小説の世界に一気に引き込んで、最後まで意識を反らさせない巧みさに感動しました。

    2010/7/10 読了

  • わからないものは怖い。それがひしひしと伝わってきました。
    怖くてたまらないものを怖いからこそわかろうと、怖いものではなくそうと。だから宮部さんは書くのでしょうか。だからわたしは読むのでしょうか。

  • ノヴェルズで出たので、つい買ってしまいました。
    レヴューは書籍の方に書いてあります。

  • 読み始めた時は、これは面白いと思った。言葉一つ一つまで丁寧に使われていて、さすが宮部みゆきならではの描写力だと思った。しかし五話「家鳴り」でなんか興醒めしてしまった。まるでゴレンジャーがでてきて大団円、でも最後に悪役がちらっと登場して、to be continuedって感じで。もう続きは読みたくなくなった…。ああ、蒲生邸の時のような小説はもう宮部みゆきには書けなくなったんやろか。

  • 途中までは楽しめました

    ラストはどうなんですか

  • 宮部みゆきの時代物ってなんとなく敬遠してたんだけど、とても面白かった。

  • 文学性を損なわず、それでいて引き込まれる、怖さ、面白さ。読んで良かった。

  • 面白かったです。でもあまり怖いとは感じませんでした。ただ、ちょっと悲しかったかな・・・。松太郎が気の毒で、読んでて辛くなったしまいました。良助には同情できなかったけど・・・彼視点での話も読んでみたいと思いました。

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おそろし (新人物ノベルス)の作品紹介

ある事件を境に心を閉ざしてしまった17歳のおちかは、江戸の神田三島町で袋物を商う叔父夫婦のもとに預けられる。裏庭の片隅にひっそりと曼珠沙華のひと群れが咲く秋のある日、叔父・伊兵衛は、おちかに来客の対応をまかせて出かけてしまう。来客の相手をすることになったおちかは、曼珠沙華の花を怖れる客の話に次第に引き込まれていく。そして、伊兵衛の計らいで次々に訪れる人々のふしぎ話は、おちかの心を溶かし、やがて彼女をめぐって起こった事件も明らかに…。

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