総図解 よくわかる第二次世界大戦―写真とイラストで歴史の流れと人物・事件が一気に読める

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  • 新人物往来社 (2011年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404039774

総図解 よくわかる第二次世界大戦―写真とイラストで歴史の流れと人物・事件が一気に読めるの感想・レビュー・書評

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  • 第一次世界大戦の勃発から第二次世界大戦の終結にかけて。

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  • 太平洋戦争について解説された本をいままでに読んだことはありましたが、同時並行で行われていた欧州での戦いについては知る機会がありませんでした。歴史の授業でも取り上げられることは少なかったと思います。

    大ドイツ帝国及び同盟していたイタリアの版図をあわせると、今のEU以上の広大な領域をカバーしていた(p249)等、新たに知ることが多くて楽しく読ませてもらいました。

    今後も、ある歴史的事件・事実に対して、多面的な見方をしていきたいと思いました。また、第二次世界大戦は第一次世界大戦とある意味でつながっていることも、この本を通して理解できました。特に、第一次世界大戦はドイツが戦っていたと思っていましたが、実際には独墺及びオスマントルコとブルガリアの4か国で、それらの版図(p23)は欧州のかなりの部分を占めていたのは驚きでした。

    以下は気になったポイントです。

    ・1914年6月のサラエボ事件を契機に、英仏露協商は、独墺同盟軍に対する参戦を呼び掛けて、最終的には27か国連合軍を結成、イタリアには当初裏切られたが、オスマントルコとブルガリアを引き入れて中央同盟を結成した(p20)

    ・ハプスブルク家は当時多くの民族による紛争要因を抱えていて、1867年にはマジャール人に広範な自治権を与えて、国名も、オーストリアーハンガリー帝国と改称した(p26)

    ・日本海軍は、1914.11月には青島要塞を陥落、太平洋のドイツ軍を殲滅して、カナダからインドまで帝国海軍が制海権を守った(p30)

    ・1823年にモンロー大統領のだした宣言には2つあり、1)アメリカの欧州政局への不関与、2)中南米への欧州の不関与である(p42)

    ・1921年にアメリカのワシントンに列国が集まり3つの条約が締結、1)太平洋に関する4か国条約、2)チャイナに関する9か国(日英米仏伊葡蘭白:ベルギー)条約、3)海軍軍縮に関する5か国条約(p58)

    ・ドイツの賠償金は当初1320億マルクであり、それが30億マルクに減額されても2010年にようやく完済できたほどの額(p64)

    ・ドイツは、それまでの兵卒は一斉に下士官、それまでの下士官は一斉に士官に格上げでき、いちどきに大量の新兵を受け入れられる教育システムを確立した(p78)

    ・1919.9にサンジェルマン条約により、オーストリア共和国の領土は大戦前の4分の1になり、南部東欧に、セルビア・クロアチア・スロベニア人の王国ができ、後にユーゴスラビア王国となった(p100)

    ・16世紀前半、ポルトガルは欧州の覇権国家だったが、1703年のメシュエン条約で、植民地ごと大英帝国の属国と化した(p106)

    ・フランスのドゴール将軍はイギリスへ脱出、第一次大戦の英雄ペタン元帥は、パリを放棄、ドイツに休戦を申込み、ボルドーが首都になった(p130)

    ・日米開戦当時は、日本の保有する空母は10隻に対して、米国は7隻、しかも太平洋には3隻、1942年に完成した新型空母エセックス級の空母を16隻、簡易空母を115隻完成させた、イギリスは6隻完成(p207)

    ・大国主義を排するための国連だったが、結局はソ連の要求に屈して五大国に拒否権を与えるシステムとなった(p234)

    ・制圧兵器である手榴弾に「命中率」が存在するのは日本軍のみ(p242)

    ・国連の名称は、連合国国際機関とすべきであったが、簡略して連合国(The United Nations)となった、国際連合をいうのは日本の意訳(p258)

    ・ポツダム宣言は、ドイツに対するものとは異なり、軍の無条件降伏ではるが、国家に対しては条件降伏であった(p264)

    2012年10月21日作成

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