日本を滅ぼす電力腐敗 (新人物往来社文庫)

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  • 新人物往来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404040930

作品紹介・あらすじ

二〇一一年三月、東日本大震災の影響で津波が発生すると、これにより東京電力福島第一原発は破壊された。その後、復旧のメドはたっておらず、放射線の放出は今も続いている。日本には五〇基以上の原発が存在する。地震大国であるこの日本に、どうしてこんなに多くの原発が建設されることになったのか。何か"カラクリ"があるに違いない-そう思った著者は調査を始めた。調べていくにつれ、政・官・司法の驚くべき癒着・天下りの実態が浮き彫りになっていく。時代遅れの危険な原発建設を阻止できない日本。「電力」という巨大な腐敗権力が、この国を破滅へと導くのか。

感想・レビュー・書評

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  • 政・官・司法の驚くべき癒着、天下りの実態…

    政・官・学・財・報の癒着のついてはよく取り上げられているが、司法については驚いた。
    東芝に天下った司法関係者一覧…

  • 主に電力会社と経産省あたりの人的なつながりを中心、電力にむらがる腐敗の構造を追求している。
    自治体との融合や、裁判所判事と電力メーカーとの癒着などにもメスを入れている。それなりに読ませるが、その深層にもうちょっと迫ってほしいような気もする。

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著者プロフィール

ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。
1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。『山陽新聞』記者を経て現在フリージャーナリスト。「債権回収屋G 野放しの闇金融」で第12回『週刊金曜日』ルポルタージュ大賞優秀賞受賞。2003年、『週刊金曜日』連載の消費者金融武富士の批判記事をめぐり同社から損害賠償請求訴訟を起こされるが、最高裁で勝訴確定。著書に『サラ金・ヤミ金大爆発 亡国の高利貸』『悩める自衛官 自殺者急増の内幕』『自衛隊員が死んでいく 自殺事故〝多発地帯〟からの報告』(いずれも花伝社)『武富士追及 言論弾圧裁判1000日の闘い』(リム出版新社)』『自衛隊という密室 いじめと暴力、腐敗の現場から』(高文研)『自衛隊員が泣いている 壊れゆく〝兵士〟の命と心』(花伝社)『日本を滅ぼす電力腐敗』(新人物文庫)『債鬼は眠らず サラ金崩壊時代の収奪産業レポート』『司法が凶器に変わるとき 「東金女児殺害事件」の謎を追う』(いずれも同時代社)『税金万引きGメン』(若葉文庫)『日本の奨学金はこれでいいのか』(共著、あけび書房)など。

「2018年 『大東建託の内幕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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