あんじゅう (新人物ノベルス)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新人物往来社 (2012年2月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404041425

あんじゅう (新人物ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • これすき。
    愛おしい。

  • 悲惨な経験をし、心に傷を持つおちかが、不思議な経験をした人達から一話語りの百物語を聞き集めることで、生きるちからを取り戻していく「おそろし」の続編
    話に出てくるのは人の想いが凝り固まった物の怪、幽霊。
    おちかを取り巻く人々も増え、おちか自身の物語もこれから進みそう。

    4つの話の中では表題作の「暗獣」がいちばん良いかな。
    この話の「暗獣」くろすけ、「くろすけ」という名前の妖怪は、これまで、
    宮崎駿監督「となりのトトロ」にでてくる「まっくろくろすけ」と
    高橋由太の「『大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり」シリーズの雷獣「くろすけ」とを知っているが、「暗獣」くろすけが、中では一番人に心を残す妖怪とおもう。

  • 三島屋百物語シリーズ第二弾。4つの短編からなる一冊。 主人公のおちか自身は過去を乗り越えて一区切りがついた状態で始まっているが、まだ心の靄を飼ったままではある。 私のおすすめは「暗獣」。くろすけが可愛い。けれどくろすけと共存することはできない。なんてなんというジレンマ。 くろすけの可愛さだけでも堪能してください。

  • 11月-1。3.5点。
    三島屋おちかの百物語、第二巻。
    館に住む妖怪、あんじゅうが切なくて哀しい。

    相変わらずの面白さ。安定している。
    ニューキャラも増え、今後も楽しみ。

  • なぁ、くろすけよ。おまえは再び孤独になる。だが、もう独りぼっちではない。私と初音は、お前がここにいることを知っているのだから。

    こんな優しい別れの言葉があるんだ。

    母が「昔ウチで飼っていた犬を思い出すよ」と言っていたので読んでみた。確かにくろすけが犬っぽい。

    毎度引き込まれる宮部ワールド。

  • 読売新聞の連載で読んでいたが、まとめてよむとより深く、楽しめた。そもそも連載中は前の話を知らなかったので、主人公の背景とかあいまいなまま読んでいたし。

  • 「おそろし」の続編。
    「おそろし」は、かなり前に読んでいるので、どんな展開だったから?と、考えてしまう。
    「おそろし」よりも、ほのぼのとした怪奇譚。

    全編に通じて思うのは、人間の悪。
    怪奇な者たちは、人間がいて、人間の悪があるからこそ、生まれ、濡れ衣を着せられる布ではないかと。
    「逃げ水」のお旱りさんも、「藪から千本」のお花ちゃんも、「暗獣」のクロスケも、「吠える仏」の豊一も、気の毒になる面が多い。
    結局、人間が一番怖いのだ。

    『おまえは孤独だが、独りぼっちではない。おまえがここにいることを、おまえを想うものは知っている。離れてはいても、仰ぐ月は同じだ。眺める花は同じだ。離ればなれになっても、それを支えと慰めに、生きていこう』
    『人は変わる。いくつになっても変わることができる。』
    『人の幸せは、他人の妬みを引き寄せる』
    『心の暈は、闇から生まれ、闇を招く。』

    クロスケに会ってみたくなった。
    かわいいクロスケ。
    でも、自分は、怖がらずに接することはできないと思うけど。。。(笑)
    クロスケが安らかでありますように。

  • 文庫
    2015年11月17日読了

  • 7/165

  • 一度にひとりずつ、一話語りの百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。彼女のもとに不思議話を携えて様々な人がやってくる。ある日、おちかは本所亀沢町の手習所“深考塾”の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」と呼ばれる空き屋敷にまつわる不思議な話を聞く。それは、“深考塾”の大先生である加登新左衛門・初音夫婦と、草鞋に似た真っ黒な固まりである暗獣“くろすけ”との交わりであった。人を恋いながら、人のそばでは生きられない“くろすけ”とは…。表題作をはじめ4話収録。

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あんじゅう (新人物ノベルス)の作品紹介

一度にひとりずつ、一話語りの百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。彼女のもとに不思議話を携えて様々な人がやってくる。ある日、おちかは本所亀沢町の手習所"深考塾"の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」と呼ばれる空き屋敷にまつわる不思議な話を聞く。それは、"深考塾"の大先生である加登新左衛門・初音夫婦と、草鞋に似た真っ黒な固まりである暗獣"くろすけ"との交わりであった。人を恋いながら、人のそばでは生きられない"くろすけ"とは…。表題作をはじめ4話収録。

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