富山県謎解き散歩 (新人物往来社文庫)

制作 : 竹島 慎二 
  • 新人物往来社
3.88
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本棚登録 : 33
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404042989

作品紹介・あらすじ

蜃気楼、立山連峰、黒部峡谷、越中売薬、五箇山合掌集落から、ホタルイカ、雷鳥、ます寿し、チューリップ、おわら風の盆まで。神秘の海、天空の楽園。越中富山は「天然の円形劇場」だ。

感想・レビュー・書評

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  • 地元・富山県について網羅的に紹介したご当地本です。突如、郷土愛に目覚めたというわけでもありませんが(笑)、故あって無条件に星5つです!m(_ _)m
    本屋で平積みされているのをみて思わず購入したのですが(笑)、各都道府県別の「謎解き散歩シリーズ」の一書のようです。住んでいるわりに知らないことが多々あって、いまさらながらに勉強になりました。「富山県ってどんなとこ?」「自然編」「歴史編」「人物・文学編」「考古・史跡編」「民族・宗教編」「文化・産業編」の各章にわかれていますが、その内容からいって大半は富山県の郷土史的アプローチです。
    といいながら人間最初は食い物!(笑)やっぱりご当地グルメの箇所は富山県ならではの美味が紹介されていて美味しそうです。(笑)ベニズワイガニやホタルイカ、バイ貝などはたまりませんねぇ~。(^o^)特に、ズワイカニのカニみそやホタルイカの酢味噌和えは美味しいことこの上ないです!他にもタラ汁なんかも美味しいのですが、最近ですと県をあげて(?)白エビやブリに力を入れているようです。また、ます寿しやかまぼこも美味しいんですよねー!そういえば最近では週に数回はホタルイカを食べているかな。(笑)あー、久しぶりにます寿しを食べたくなった!富山のブラックラーメンが載っていないのは少し残念。
    本書を読んでいると、富山県で行っていない箇所もいろいろあるもんだと思いました。立山・黒部アルペンルートに行ったことがないし、越中八尾の「おわら風の盆」や「高岡御車山祭」も観に行ったことがないし、そういえば高岡・瑞龍寺にも行ったことなかったな。今度、行こっ!(笑)今年ですと昨日今日開催していた「チンドンコンクール」も載せて良かったのではないかなあ。
    やはり、本書で一番面白かったのは「人物・文学編」で、郷土の「偉人」の紹介はとても興味深かったです。松村謙三、安田善次郎、横山源之助あたりの紹介ではぐっときました。郷土出身の活躍している方々というと他にもいろいろと思い浮かび、なかなか現在も生きている方を載せるのは難しいとは思いますが、文筆系では堀田善衛や坂東眞理子、辺見じゅん、藤子不二雄(ちょろっと出てはいますが・・・)、学術系では社会学の上野千鶴子、歴史学の黒田俊雄、ノーベル賞の田中耕一、芸能系では立川志の輔、風吹ジュン、柴田理恵、梅津栄、野際陽子、西村雅彦、左時枝、峰竜太、室井滋(ちょろっと出てはいますが・・・)などの紹介があればより興味深かったかもしれません。(笑)特に藤子不二雄の「ドラえもん」は世界に誇れると思います!
    割とさらりと読めますので、富山県在住の方や出身の方には一家に一冊、必ずお持ちになることをお勧めします。あっ、自分は決してその筋の関係者ではありませんからっ!(笑)

    • mkt99さん
      富山県は田舎ですので(!)、どうしても食べ物とか景観が魅力になってしまいます。(笑)
      富山県の場所ですら知らないという方もいるようですし・・...
      富山県は田舎ですので(!)、どうしても食べ物とか景観が魅力になってしまいます。(笑)
      富山県の場所ですら知らないという方もいるようですし・・・。(>_<)
      2013/05/26
    • だいさん
      >富山県は田舎ですので(!)

      山に富む、というと内陸のイメージがするのではないでしょうか?
      ゆるキャラ作らないと!
      >富山県は田舎ですので(!)

      山に富む、というと内陸のイメージがするのではないでしょうか?
      ゆるキャラ作らないと!
      2013/05/30
    • mkt99さん
      なるほどね!(^o^)
      富山にもゆるキャラはいるような気がしますが、動物系にすべきかもしれません。(笑)
      個人的には、ゆるキャラで直接、恩恵...
      なるほどね!(^o^)
      富山にもゆるキャラはいるような気がしますが、動物系にすべきかもしれません。(笑)
      個人的には、ゆるキャラで直接、恩恵を蒙る人は一握りではないかと思うのと、そうしたキャラで繁栄するのもいかがなものかと思いますので(笑)、このままローカル色豊かでも良いのではないかと・・・。(笑)
      2013/05/31
  • 図書館で五箇山を検索してみつけて借りてみた。
    五箇山では塩硝土のことを知らなかったし、散居村という概念も知らなかった。
    以前、おわら風の盆の起源は和暦の朔日であったに違いないと思って探したことがあったが、みつけられなかった。この本で、初めて元禄に「弥生初めの頃」という闇夜だったらしい記述に出遭った。尤も、その後に盂蘭盆になったそうだから、月夜を選んだ時期もあったということか。

  • 富山県について、名物や観光名所、富山出身の人物などについて、ざっと知ることができる。読みやすく、一時間もかからずに一読できる。

  • 東、西、南の三方を山で囲まれた天然の円形劇場。県内どこからでも県都富山市に1時間で行けてしまうのが富山県。全国トップクラスの生活環境を誇りながらも意外と知られていない富山県の謎を、30人に上るその道の専門家が一挙公開。カバーされる範囲は広く自然、歴史、文化、産業、風俗、人物に及ぶ。富山県人にありながら知らないことだらけ。鱗落ちまくりであった。いずれの項目も3ページとコンパクトで非常に興味深くわかりやすくまとめられている。

  • 様々な著者がいるためか、謎解きのレベルがピンキリ。
    基礎的な事項の説明をせず、いきなり難易度の高い解説をはじめているものから、
    ガイドブック程度の情報をただ紹介しているだけまで様々。
    おそらく誰が読んでも、少しは楽しめるはず。
    だが、全ページ通して楽しめる人はいないのでは。

  • 20130519読了

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