いちばん親切な 西洋美術史

著者 :
制作 : 川口清香・荒井咲紀 
  • 新星出版社
4.02
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本棚登録 : 1129
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784405072282

作品紹介・あらすじ

本書は西洋美術入門者の方にもわかるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きく、ふんだんに掲載し、難しい用語にはルビを付け、丁寧に解説しています。エジプト・メソポタミアに始まり、古代ギリシャ、ルネサンス・バロック・ロココに印象派などから、世紀末美術を経て、現代美術、その後の展開まで、美術史の全体像をしっかり学びながら、楽しく西洋美術を学べる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 素人目線でわかりやすい
    と思った

  • 知識の整理ができた

  • 非常に簡潔な西洋美術の入門書。200ページ程で西洋絵画史を概観出来る。各様式(印象派など)が見開き1ページにまとまっており、上3/4が写真とcaption で下1/4が文章。説明が短すぎると感じる人がいるのも納得だが、趣味で絵のことを知りたいという人が1冊目に読む本としてはコレくらいで良いと思う。
    この次に『【カラー版】西洋美術史(美術出版社)』や『【カラー版】20世紀の美術(美術出版社)』あたりを読むとスムーズに理解できる。
    そのあとは、やや重いが『西洋美術の歴史(中央公論新社)』か、好きな年代や画家についての本を読むのが良いのではないだろうか。

  • 歴史も建築も合わせて掲載してくれているため、理解が深まる。個人的には各作品の所蔵先が明記されているのが高ポイント。

    中学生の時に六本木ヒルズで行われていたエジプト展に足を運んでから《死者の書》に憧れを抱いているので、絶対に大英博物館で本物を拝みたいと思えたり
    ルーヴル美術館の所蔵品の量と質の素晴らしさや、ローマに存在する作品の貴重さに目が釘付けになったり。

    子育てを始めるまでに行きたい場所ばかり。。!

  • 写真が多く文章も平易で非常に読みやすいです。予備知識なしでも西洋美術の世界を楽しむことができると思います。

  • ルネサンス以前の美術(メソポタミア文明、古代ギリシャ、ロマネスク、ゴシック〜)から、現代美術まで、その時代の美術の特徴を端的にまとめた一冊。

    自分メモとしては、19世紀にイギリスで起こった「アーツアンドクラフツ運動」についても述べられていたところが良かった。
    美術というよりは、デザインの分野になるけど、これは最近読んだ美術関連の本で取り上げているのはなかった。
    結果的にコストの関係などで思ったよりは流行らなかったけど、商業デザインの一歩として大きい出来事だった。
    モダンデザインの父と言われたウィリアム・モリスの功績は大きかったんだな、と思った。

    あと、この前Bunkamuraの「ポーラ美術館コレクション展」で気になってたモーリス・ユトリロのことも記載されていたのが嬉しかった。
    暗い絵なんだけど、ちょっと最近気になってる画家です。(2枚目。そのとき買ったポストカード)

    そして、この本は、最後に「現代美術が抱える問題」として問題提起しているところに私も共感した。
    ネットなどの技術発達によって、大きな展覧会で発表するのと変わらない、もしくは上回るほどの規模で簡単にアートが発信できてしまっている状況であると言うこと。
    今や誰もがすぐに発信できるし、確かにプロとアマの境界線もほとんどなくなってきている。
    長年修行したカメラマンより、素人が手軽に撮ったインスタ写真が「いいね」と言われ、素人が撮ったYotube動画がバズる時代だもんね・・・。
    これは、アートも、音楽も然り。

    だけど、歴史ある西洋美術やクラシック音楽ファンとしては、新しいこともだけど、古くから伝わるものももっと知っていきたいと思っています。

  • 分かりやすかった。
    初心者向けの美術史、と言う感じなので、ざっくりとそれぞれの時代の特徴やどういう流れで新たな流派が生まれていったのか知るのに適しているのかな、と。
    これを第一ステップに、それぞれの時代の画家の作品や技巧や絵の読み取り方を知りたい、となると、さらに興味が増えていって楽しそう。
    次は、「絵を見る技術」を読んでみよう。

  • 一家に一冊

  • あらすじ(新星出版社より)本書は西洋美術入門者の方にもわかるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きく、ふんだんに掲載。難しい用語にはルビを付け、丁寧に解説しています。
    エジプト・メソポタミアに始まり、古代ギリシャ、ルネサンス・バロック・ロココ・印象派などから、世紀末美術を経て、現代美術、その後の展開まで、美術史の全体像をしっかり捉えながら、楽しく西洋美術を学べる1冊です。(https://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-07228-2/

    全く知識がない人でも楽しく読める構成と量。
    時代の流れとともに、美術の当たり前やルール、描かれる対象が変化していく様子を概観できて良い。

  • 古代エジプト美術から現代アートまで西洋美術の代表作を紹介してくれるので、ド素人の私でも美術館がもっと楽しくなる知識をつけることができた。
    全てカラー印刷なので見応えがあった。

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著者プロフィール

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリアンルネサンスを中心とする西洋美術史、文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(東京堂出版)など著書多数。


「2024年 『パリ 華の都の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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