本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406026499
作品紹介・あらすじ
賃金とは何か、それはどのようにして決まるのか、賃金引上げは物価上昇をまねくか、労働組合の意義と役割は、など、マルクスが労働者に直接語りかけた科学的経済学の入門書。資本主義の階級関係を中心に説明した『賃労働と資本』と、完成した剰余価値論をふまえて賃金闘争の意義を解明した『賃金、価格および利潤』の二編を収める。
感想・レビュー・書評
-
1840年代の「賃労働と資本」と1860年代の「賃金、価格および利潤」を縦に読むことができ、「資本論」にいたるマルクスの論考の経緯を垣間見ることができる。
特に後者では「剰余価値」「労働の価値」「利潤、賃金および物価の一般的関係」などについて熱く語られている。国際労働者協会(第一インターナショナル)の評議会での討論のための読み原稿だという、マルクスの熱が伝わってくる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『資本論』報告の参考文献として。しかし経済的な証明の部分に
ついてはほとんど理解不能なのでガンガン飛ばして読む。とりあえず労賃の本質が
労働力の価値であるというマルクスの主張と論理だけを大まかに理解すりゃそれで
良いだろう。僕は別に経済学者じゃないし、ゼミでもきっとそういう側面での
証明は求められていないだろう。
全2件中 1 - 2件を表示