- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406051644
作品紹介・あらすじ
双子の健と愛。柔道教室に通う愛は、ビーズ織り大好きの健を、からかい半分にこう呼ぶ-「オカマ」。
感想・レビュー・書評
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ジェンダー規範への問題意識や、トランスジェンダー、フェアトレードなど扱うテーマはいいんだけど、お話としてシンプルに面白いところがなくて残念だった。
フェアトレードのコーヒーが出始めのころに試したときは、ほかのコーヒーより高額だったのであまり店頭での回転も少なく、そのせいで鮮度が悪かったためか美味しくなかった記憶がある。
最近はフェアトレードの意識や概念が浸透して、商品の質もよくなっている感じがしてとても良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★☆☆
健はビーズ細工が趣味の男の子、双子の愛は空手が得意な活発な少女。
二人の住むマンションに静さんがステキなコーヒーショップを開く。
コーヒーにも詳しくなれそう
以下、ネタバレ
性同一性障害に性的役割(男らしさ、女らしさ)をからめていて、小学生にわかりやすく考えてもらえそうだ。
カミングアウトした静さんに、愛ちゃんがなつき、健くんが距離をとったのが意外だったなあとおもしろかった。
このご時世でも性同一性障害で住民を追い出すとかあるのかしら??という1点をのぞき、大団円も小学生向けに良かったと思う。
(まっきー) -
これも、子供向けとは言っても、教育的な本でした。
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請求記号【913 オ】5年生くらいから
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いまどきのテーマですね。
「性同一性障害」で、性転換をした女性、静さんが登場します。
主人公は双子の男の子と女の子。
男の子はビーズ作りが好きな大人しい性格で、女の子は空手の得意な活発な性格。
二人の衝突と、静さんとの関係、周囲の大人の偏見等、
壁を乗り越えようとがんばる二人の成長していく様子が描かれています。
読後感良かったです。
あと、「フェア・トレード」も出てきます。
物語からいまどきの社会問題を知ることってできるんだね。
新しい作品ならではです。