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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406052689
作品紹介・あらすじ
知っていますか、何が起きているか。戦場を撮り続けてきた写真家の思い。
感想・レビュー・書評
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何枚か、これまでに目にしたものがあった。随分、前のことだが、その時の強烈な印象が鮮やかに蘇ってきた。戦争というものの一部を確かに切り取っているのだろう。
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電車の中で読んでいたら乗り過ごした。
戻ろうと乗った電車で読んでいたらまた乗り過ごした。
戦争には理屈がある。双方に理屈があって、それは決して交わることはないけれど、でも理屈はある。軍備にも理屈はある。攻めてきたらどうするんだと言われれば、そりゃあまあと言わざるをえない理屈はある。
でも、この写真から伝わってくる悲しみに理屈はない。撃たれた妻の脇に立ち尽くす男や、病院のベッドに横たわる足を失った子供や、倒れた母親に駆け寄ることもせず泣きじゃくる子どもたちの悲しみに理屈はない。
だから、理屈はいらないのだと思う。ただ、Noといえばいいのだと思った。
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