手記 反戦への道

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著者 : 品川正治
  • 新日本出版社 (2010年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406053938

手記 反戦への道の感想・レビュー・書評

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  • 「憲法9条を復員船上で知る」142頁

     野口隊長がその新聞を持って私たちに話し始めた。
    「お前たちはこれから日本の国に帰る。日本の国の新憲法草案が発表された。品川、大きな声で全員に聞こえるように読め」
     新聞を私に突き出した隊長の目は涙でいっぱいだった。なぜだか分からず、渡された新聞の日本国憲法草案を大きな声で読み始めたが、まず最初に驚いたのは、文体だった。軍隊生活では大本営発表などの文体しか目にしていない。ところが、この憲法前文を読み始めて、おやっという感じがしたのだ。
     読み進め、9条の部分を読み終わると、全員が泣き出していた。戦争放棄をうたい、陸海軍は持たない、国の交戦権は認めない。
     こんなことを憲法に書けるだろうか、よく書いてくれた。これだったら亡くなった戦友も浮かばれる-私は、読むながら突き上げるような感動に震えた。

  • 反戦への熱い思いは心を打つものがあった。学問に対する姿勢を学ばせてもらった。生きる上で、「自分の岩盤」を見出すこと、「座標軸」を固めることの重要性を感じた。まずは、自分でとことん考え貫き、「自分の岩盤」見つけ、自分の「座標軸」固めるとに挑戦したい。

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手記 反戦への道の作品紹介

私は、「憲法九条の旗」の下で、真っ直ぐに進む。そして、この旗の理念が裏切られない日本の外交、政治、経済の姿を、ひと目でも見ることを願っている。何が私を、そこまで駆り立てるのか。それは、私の思想形成期、戦場体験、憲法に初めて接した時の思い出を、虚心に語ることによって、ご理解を得たく、「手記」の形でまとめてみた。

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