林業少年

著者 :
  • 新日本出版社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406056663

感想・レビュー・書評

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  • 林業に興味があり手に取った本。
    児童書ではあるけど林業を知らないとなかなか難しいかな?と感じましたが林業の仕事がどういうものなのか、興味深い内容でした。

  • 家業を継ぐ事について考えさせられました。

  • 百年杉の売買を通して家業の林業について体感していきます。
    大変だけど林業ってなんてすごいんだって思いました。

  •  喜樹(小5)の家は、相伝山のすそに張り付くように立っている。このあたりでは2番目の山持ち。しかし、林業の仕事はお金にはならないと喜樹の母はよく思っていないようだ。祖父の庄蔵のもとへ、杉の銘木がほしいとお客さんが来た。その木をいよいよ切り倒すことになり、高校生の姉とともにそれを見届けることに…。

  • 林業という分野を、主人公の喜樹と共に垣間見たような感じです。
    今の林業と、これからの林業への期待。
    林業への取っ掛かりになるかもしれないお話でした。私の場合は少し興味を惹かれました。

    また、農林家の喜樹たち一家のそれぞれの想いも、胸にじーんときました。
    姉の楓が、高三で文系英文科から理系農学へ転身したのには本当びっくりでした。

    これからどのような林業の道が開かれていくのか。
    喜樹たちの未来も楽しみですが、現実の動向も気になる所です。

    そしてなんといっても、スカイエマさんの挿絵が良い感じですね!

  • 林業で生計を立てるのが難しい時代になり、喜樹の家も祖父の庄蔵が、一人で
    山を守っているのが現状だ。
    小学5年生の喜樹は祖父に期待をかけられているが、自分の中でしっかりとした
    将来像は描けていなかった。

    ある日、百年杉を買い付けに来た男と庄蔵の取引を目にした喜樹は、
    ふだんの庄蔵には見られない迫力に感動した。
    そして百年杉を切り倒す日、喜樹は現場に連れて行ってもらえることになった。

    あまり知ることない林業に、興味がわいてくる一冊です。
    著者は、牛と米と木に関わる専業農家だそうです。

  • 兼業農林家の家族のお話。
    スカイエマさんの挿絵が花を添えてくれている。
    喜樹かわいい!おねえちゃん素敵!ずんだもち食べたい!
    山の中で土や木の匂いを嗅ぎたくなった。
    煙草やめなきゃかー。

著者プロフィール

福島県生まれ。岩手大学大学院農学研究科修了。日本児童文芸家協会会員。宮城県で和牛飼育、水稲、林業を営みながら児童文学やエッセイを執筆中。『チョコレートと青い空』(そうえん社)で第41回児童文芸新人賞&青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)で第2回児童ペン大賞。他に、ノンフイクション『命のバトン』(佼成出版社)、絵本『ゆうなとスティービー』(ポプラ社)、歴史児童小説『仙台真田氏物語』(くもん出版)など多数。近著に『青空モーオー!』(学研プラス)、『はくさいぼうやとねずみくん』(新日本出版社)がある。

「2022年 『Orange 夕ぐれ時のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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