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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406056878
作品紹介・あらすじ
1969年春、新潟県巻町に、どう見ても場違いな高級車・ベンツが滑り込んできた-。そこから始まった「原発誘致」をめぐる電力会社、地元業者、住民の人間模様を実話をもとに書き下ろす。原発のない未来-バトンを子ども達に手渡すために。
感想・レビュー・書評
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たまたま見つけたので、手にとってしまいました。映画にもなっているらしい。知らなかった。
ト書きが多いので、スラスラ読め、一気読み。
後半の推進派と反対派の長い攻防が説明で流れてしまった感が否めないのは、しかたないか。
人間模様を丁寧にかいたら、大河小説になってしまうしね。
大飯原発再稼働差し止め判決が出た今読むと、また、いろいろ考えます。
原発誘致問題は、原発だけの問題ではない、ということもだし、地域の活性化という問題だけでもない。
終戦後の経済発展とエネルギー問題。原子力の平和利用と言う自民党政府のキャンペーンの裏にある「核保有」問題。
世界レベルの課題と、一人の人間の人生と生活の問題が細い線太い線でつながっていく。
自分はどこに立っているのだろう?
などとか、考えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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