被爆樹巡礼

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408008813

作品紹介・あらすじ

「75年間草木も生えない」といわれたヒロシマで、翌年の春、芽を吹き返した木々。その小さな緑に人々は生きる力を取り戻した。原爆で焼かれ傷つきながらも芽を吹き返し、今も生き続けている被爆樹58か所約170本を、写真つきでエピソードとともに紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 原爆が投下された後、広島は100年は草木も生えないだとか、75年不毛説が唱えられたりとか、大型台風で甚大な被害を出したり、被爆した人々は行く先々で差別されたりした。広島の中でも、被爆した人との結婚が忌避されたり。とにかく散々だった。

    8月末に咲き始めた夾竹桃やカンナや朝顔。一年後に芽吹きだした木々。草木は大地がまだ生きていると、静かに人々に語りかけていた。

    もっと植物に詳しくなりたいな。

    人間と同じ“いのち”がそこに在るだけで、絶望の中にいる人間の生きる勇気になる。 p.140

    路面電車は、原爆投下3日後に走り出したんだって。 p.124

    ひろしまナビゲーターhttp://www.hiroshima-navi.or.jp/
    広島平和記念資料館http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
    “ヒロシマ”をさがそうhttp://www.nhk.or.jp/hiroshima/hibakumap/
    ヒロシマ平和メディアセンターhttp://www.hiroshimapeacemedia.jp/?lang=ja
    緑の伝言プロジェクトhttp://www.green-greetings.com/jp/project/
    長崎市山王神社http://sannou-jinjya.jp/

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著者プロフィール

文筆家。広島県生まれ。日本の木の文化、世界の木、花、薬草にまつわる伝承や神 話、思想を中心に、人間と植物との交流の歴史を研究。また、ライフワークとして、 原爆、戦争、震災を生き延びた木々を訪ねて、後世に伝える執筆、講演活動を続けて いる。日本文藝家協会会員。
『被爆樹巡礼~原爆から蘇ったヒロシマの木と証言者の 記憶』『古代ケルト 聖なる樹の教え』『いちばんわかりやすい北欧神話』(実業之 日本社)、『自分を信じる 超訳「北欧神話」の言葉』(幻冬舎)、『聖樹巡礼』 (PHP研究所)、『贈ろう、飾ろうインドアグリーンと小さな花鉢』(主婦の友社) 『神話と伝説にみる花のシンボル事典』(説話社)など著書多数。

「2021年 『偉人の花ことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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