“時間”がお金持ちにしてくれる優雅な長期投資 これから10年で富の所有者は激変する! (JBシリーズ)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408106410

感想・レビュー・書評

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  • 澤上氏の本。2005年。日本において、これから長期投資家が増加し、国の経済を牽引していく重要性を説いている。年金にしても医療制度にしても、もはや制度が崩壊しているため、老後を国に頼ることはできない。また、雇用を考えたときにも、所得格差や地域経済の悪化、そして、外部環境の悪化から安定的な雇用状態を期待することができない。したがって、自分の力で蓄えを作っていく必要があるのだが、そのときの手法のひとつとして長期投資を進めている。一般的な短期売買ではなく、長期保有することで富を形成するという、著名投資家バフェット氏と同じ方法が良いと説く。数年というスパンの中で、周囲が不安になっているときに資金を投入し、過熱感が出てきたときに現金化する。何よりもアセットアロケーションの見直しが重要である。読むと長期投資が簡単に思えてくるのだが、やはり素人には、いつのタイミングが底なのか、いつ加熱しているのか、を判断することは難しく、多少なりとも経済指標をウォッチして下地を作っておく必要がありそうだ。

  • 2008年6月21日図書館で借りたのを斜め読み。
    基本的にさわかみファンドで掲げられている内容と大差はないみたい。
    金利が低い時こそ、預金に回しているお金を活用するチャンスなんだと。

  • ファンドマネージャーの頭の中が覗けます
    投資信託をやってみたい方におすすめ

  • 長期投資にも少し翳りが見えて、長期というリスクも考えなければならなくなったように思う。著者の長期・長期・長期のスタンスにも変化があっても・・・いつまでも
    未来が明るいわけではない。要は短期・中期・長期のバランス運用も大切では・・・
    と思うこともあります。

  • 2006/9/17 読んだ。成長経済/成熟経済における企業の成長の仕方が明快に記述されている。低金利時代は銀行の個人貯金の利息は個人に向かうのではなく、企業の経済活動を援助するため(金利が低いと借りやすい)に行われるもの。従って、低金利時代においては企業の株価は低迷しているが、将来の向上期間であることを認識すること。この向上は国を挙げて行われている活動であり、この時期に株を購入し景気回復が明確になる時期に株を売ればよい。 理論が明快で非常に読みやすく、共感を得られる部分が大きい。この本も手元に欲しい1冊。定期的に読みたい。

  • 熟経済では不況で買い、好況で売り

  • 株式を中心とした1サイクル数年単位長期投資について述べた本。投資法というよりは、経済の波と長期投資家との関係について述べた本というべきか。

  • かなりお勧めです。

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著者プロフィール

さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。『10年先を読む長期投資』(朝日新書)『金融の本領』(中央経済社)、『本物の株価上昇の波が来たぞ!』(日経BP社)『2020年に大差がつく長期投資』(産経新聞出版)『大暴落!その時、どう資産を守り、育てるか』『インフレ不可避の世界』『暴落相場とインフレ 本番はこれからだ』(いずれも明日香出版社)など著書多数。

「2023年 『本物の長期投資でいこう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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