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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408322353
作品紹介・あらすじ
2014年、人類は火星の地に降り立つ!?NASAの火星調査は火星へのテラフォーミング計画の序章にすぎなかった!火星地球化計画の全貌とテラフォーミングの歴史を、火星探査の最新情報とともに解説するサイエンス・ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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ある惑星や衛星の環境を丸ごと変えることをテラフォーミングという。
本書はタイトルの通り、火星を地球環境に変えることを解説している。
前半は、火星の地理と、過去の探査計画についてテンポよく解説されている。
火星は、重力0.38G、自転周期24.6時間、自転傾斜角25度12分で、重力は小さいものの、自転周期と傾斜角は地球のそれとよく似ていて、テラフォーミングに太陽系の中では最適だという。
さまざまな方策があげられているが、温度を上昇させること自体は比較的簡単だが、人類が呼吸できるような空気環境にすることが難しいようである。
また重力の低さは、どうしようもないものがある。
今のところ、ガンダムのスペースコロニーのように、遠心力による重力しか発生できない。
ドラゴンボールの宇宙船のような、床面に重力が発生させれたらどんなに素晴らしいかと思う。
本書の最後にも述べられているが、テラフォーミングには倫理的問題も伴う。
そこで、人類が月へ到達する前は月に降り立つことについて、倫理的問題は議論されなかったのかが気になった。
人口爆発と、慢性的な世界的不況の中では、やはり宇宙にフロンティアを求めるべきだと思うのだが。
1960年代に月に到達した人類である。モチベーションの問題だと思う。
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