私の財産告白

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著者 : 本多静六
  • 実業之日本社 (2005年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408395821

私の財産告白の感想・レビュー・書評

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  • 巨万の富を築いた東大教授により、昭和25年に書かれた本。財産を築く過程や、その使い方などが披露されており、誰でもできる範囲で努力すれば到達可能としている。そのきっかけとなったドイツ留学中のブレンタノ博士の言葉に巡り合えた幸運が大きいと思われる。「金のために自由を制せられ、心にもない屈従を強いられる。財産を作ることの根幹は勤勉貯蓄で、そのあとは有利な事業への投資」との言葉を忠実に実行しただけとしている。
    後半にある体験社会学も、「人生即努力、努力即幸福」をモットーとした著者の経験から、誰でもできる範囲で努力すれば到達可能としている。ほとんどの人が理解していてもできないので、できる人が成功しているとの解釈になるのだろう。

  • <この本に学んだ教訓>

    ・失敗は人生の必須科目
    ・お金は自己革新と努力の副産物であり、面白くてたまらないという道楽の粕である
    ・好きな仕事に一生懸命に取り組め、不得手でも好きなら熱意で上手になり、うまくいく
    ・本職の足しになり勉強になる複数の収入源をもつこと
    ・370作もの著作は、買い手の求めさえあれば、学問の切り売りでも良いスタンスから生まれた
    ・給与よりも投資や副業の収入が多くなれば、経済独立をする事で勤務にもますます励めること
    ・資産家への第一歩は、収入の25%・臨時収入の100%を容赦なく貯蓄し、その残りで苦しい生活を押し通し、質素に暮らすこと。ただし、義理を欠く出すべきものを出さないケチはダメだ
    ・貯蓄で富は築けない。富を築くには投資を行うこと。
    投資は比較的安全という相対的有利な時に行うことが大事で、不景気でリスクを取り、好景気でリターンを取ることが肝要。
    ・投資先は、国家社会の発展を先回りして資金を投下すること
    ・超富裕層になるためには「金が金を生む」スノーボールを手に入れること
    ・人生計画を10年ごとに明確に持ち、感ずるところがあればそれを新たに修正し続けること
    ・世の中をまるがままに見、自分の頭で考えて生き抜き、低姿勢で謙虚に感謝の気持ちをもつこと
    ・85歳になっても「老い」ないのは、新しいことに挑戦し続けるからである
    ・欧米に比べ、日本は金持ちに気持ち良く金を使わせてやる雅量に乏しいので警戒すること

    詳細は、
    http://www.richbooks.club/entry/2015/11/05/155417

  • 「財産4分の1貯蓄法」という考え方を読んでびっくりした。今自分がやっているお金の管理方法とまったく同じだからだ。自分の場合は目標に対してこれだけ貯蓄したいと思った額を逆算し、月額の貯金目標額を設定したのだが、たまたまその額が月収の4分の1と同じだった。この目標が間違っていないことを裏付ける内容だったので、読んでみて安心感が得られた。

    著者の考え方は、身の丈に合った生活をし、吝嗇と節約を分けてお金を貯める。ためたお金によってお金の「芯」ができたら、それを投資に回していくというものだ。奇をてらった実践は一切なく、誰もが意識すればできてしまうお金の管理法だ。だが、誰もがこの実効性と効用に気付いていても、それを実践できる人は一握りだという。

    今の段階で「正しいお金の管理」について考える機会があってよかった。お金に支配されない生活をしたい自分にとって、この本はお金の管理の基本となる考え方を余すところなく学べる良著だった。

  • 多くの成功者が読んでいた。伝説の億万長者が明かす財産と金銭の真実
    不朽の名著、復刊。
    「誰もが知っているごく当たり前のことしか本多静六は語っていない。しかし、だからこそ、これが痛烈なパンチなのだ」

    本多静六を御存じだろうか。日本の林学博士で明治神宮の森の設計にあたった人である。海外に留学した時、留学先の先生より「いかに学者でもまず優に独立生活ができるだけの財産をこしらえなければ駄目だ、そうしなければ常に金のために自由を制せられ、心にもない屈従を強いられることになる」との助言を受け「本多式四分の一貯金法」により元手を作り、財を成した人である。内容に新鮮味はないが著者が成した事実には重みがある。私は林学博士という面から興味を持ったが、本書も読む価値は十分にあると思われる。

  • 四分の一貯金をすること。
    好景気には貯蓄、不景気には大胆な投資。
    貸すな、借りるなの戒律。
    仕事を道楽化すること。
    凡人は本業に徹すること。
    仕事に追われるのではなく、仕事を追うこと。
    政治には金が必要。大きな成功を実現してから臨むこと。
    人生即ち努力、努力即ち幸福。
    人が知ってはいるができないことをいかに実行するか。
    自分に相応の実力があるならば、もらった地位は受け入れること。

  • 「人生計画の立て方」に続き、「私の財産告白」が届いたので、読んでみました。

    結論。これは子供に教えておくといい考え方ですね。西洋的に言うと金持ち父さん本と同じかもしれませんが、真面目な本家本流の蓄財法です。

    本は二章に分かれていて、第一章がいわゆる「私の財産告白」、第二章は「私の体験社会学」ということで、本多さんの経験談が書かれていました。経験談の方は例によって時代の違いによる価値観の違いもあるので、ほんとにさくっと流し読みしましたが、不朽の名作と言われている「私の財産告白」は今でも使えるノウハウです。

    その方法を簡単に言うと、毎月の給料の4分の1を貯蓄する。臨時収入はその全額を貯蓄する。貯蓄から上がってくる利息は通常収入とし、その4分の1を貯蓄し、4分の3は使っていいものとする。こうやって貯蓄が増えてきたら投資に回す。雪だるまの芯が出来ると、資産は雪だるま式に蓄積されていく。

    投資の仕方としては、投機や思惑(怪しい儲け話)にはまることなく、安全確実ではなくともそれに近い投資先を探して投資を行う。景気のいいときは貯蓄に努め、不景気のときに思い切って投資をする。

    自分ではどうしようもない世の中の激変によってダメージを受けても気にしない(実際、本多さんは晩年戦後のインフレで資産の大半を失われ、60歳くらいで一部を残してすべて公に寄付されています。子供に資産は残さない方が良いとのお考えです)。

    とまあこういう方法です。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、ちゃんと実践している人はあまりいませんよね。

    「金儲けは理屈でなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題である」

    とのことです。

    素晴らしいのは50歳以降の理想として、収入の4分の1で生活し、4分の1を貯金し、4分の1を交際修養にあて、残り4分の1を社会有用の事業に投ずることを理想としていたというのです。

    私、50歳なんてもう目の前なんですが、そんな理想・・・とても手が届きません。

    やはり若い頃からきちんと計画的に蓄財していてこそ、50歳でそんなことを成し得るんですよね。

    もう自分には無理だ、と思うのはいけません。

    スタートは遅くなりましたが、その分、長生きすればいいんですから、今からでも遅くない。出来ることはやりましょう!

    その他、気に入った言葉をいくつか・・・。

    「「天才マイナス努力」には「凡才プラス努力」の方が必ず勝てる。」

    「汝の上位は常に空席である。門戸はいつも開かれている。努力の前に閉ざされた扉はひとつもない。」

    そう、やってやれないことはないんです。

    人間はその気になれば何だって出来ます。

    出来ないと思っている人は、そう言って逃げてるだけですね。

  • 投資漫画で取り上げられていたので読んでみた。なんとも羨ましい時代であるのと同時に全ての時代に普遍性のある内容とはとても思えない。給料の4分の1を貯金しなさい、最初はキツくともそのうちに給料も上がり、貯金の利子も、入る。給料のペースアップが数百円なんて事もあり、貯金の利子なんて計算の誤差としか思えないような額なんだが、、、?
    山林、鉄道に投資すれば数百倍に、、、なるわけない。たまたま良い時代に生まれて、たまたま投資に当たっただけのラッキー話をとつとつと言われても面白くない。初っ端で読むのをやめた。

  • 人生即努力、努力即幸福。

    株は益2割利食い、10割で元手ゼロの株とするなどは、他でもよく聞くように、普遍的な手法なのだろう。

    収入の1/4 貯金は、確かに資産形成の基本である。

    経済的な独立が、本業の道楽化をもたらす。

    若いときから、貯金と著述を自らに課し、実践して結果を出した、というのが素晴らしい。

    投資には心構えが必要、ということで
    不惑の年を過ぎてはいるが、是非とも実践したい。

    手元に置いておきたい、名著だった。

  • この著者や、後藤田氏など、歴史に名を刻んだようなひとの本を読むと、「ああ、書物というのはこういうもんじゃなきゃならんな」という思いがする。書店に平積みの最近の本の内容の薄っぺらさを感じてしまうな。

  • 一部年寄りの繰り言という気もしないではないし、具体的な金利の数値とかは、さすがに今の超低金利時代にはなかなか合致しないのだろうけど、確かに言っていることはだいたいおっしゃる通りだなと思った。

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