グッド・バイ (リュエルコミックス)

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著者 : 羽生生純
制作 : 太宰 治 
  • 実業之日本社 (2017年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408414607

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グッド・バイ (リュエルコミックス)の感想・レビュー・書評

  •  漫画の後に収録されている未完の小説を読んでみたら、漫画以上に漫画っぽいところが多々あり、漫画の方はずっといろいろと漫画的なところを削ぎ落としていることが分かった。しかし、小説のコミカライズではなく、あくまで小説は原案であり、小説を元に作った現代を舞台にしたフィクションであるので、別に小説の通りにする必要は全くない。力強い絵で持っていく感じは小説にはない漫画ならではの文学性みたいなものがあったように思った。

     小説は未完の遺作とのことで、大長編かと思っていたら短かった。この後大長編になる感じもしなかった。遺作と言うには気楽な楽しい雰囲気の漫画みたいな小説だった。

     このように感じることもこの本ならではで、珍しい読書体験だった。

  • 太宰治の未完小説『グッド・バイ』を原案にした、羽生生純の漫画。
    もともと羽生生純の作品自体が、文学の香りを醸し出しているのだが、太宰作品をモチーフにしているとのことで、大変興味の唆る作品だ。

    内容は、これまでの羽生生作品と比較しても同等のクォリティ。
    つまり太宰の名前が無くとも、羽生生純の作品は非常に面白いということ。

    私は太宰作品は、『走れメロス』と『人間失格』しか知らないが、この漫画を読む上でそれらの作品は知らなくとも楽しめます。ただ、作家の背景や雰囲気を楽しみたいのなら『人間失格』は読んでおいた方がいいだろうと思う。

    この本を購読したいという方には、巻末に小説『グッド・バイ』が収録されていることを補足しておこう。
    巻末の小説を読むことで、もう一度漫画のほうも読もうという気になる。
    これぞ、この出版界で稀有な文学スパイラルと私は名付けたい。

    太宰文学は、全否定か全肯定らしいが、僕にとっては羽生生作品が全肯定なのだ。

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