時代考証家が教える 江戸の暮らしがわかる本 (じっぴコンパクト文庫)

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著者 : 山田順子
  • 実業之日本社 (2015年7月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408456515

時代考証家が教える 江戸の暮らしがわかる本 (じっぴコンパクト文庫)の感想・レビュー・書評

  •  時代考証家山田順子さんがテレビ番組の制作現場での経験を踏まえて書いた本。目から鱗・・といいますか、そうだったんだ!!という新鮮な驚きが満載でした。
     江戸町人の暮らしぶり、武士のお作法、将軍の生活・・などなど初めて知ることばかり。刀の差し方や扱い方にも意味があること、布団と蒲団の違いには「なるほど・・!」と。
     例えば江戸から大坂に手紙を送る場合。「仕立」と呼ばれる特急便に頼むと最速2日半、「並便」だと20数日かかるそうな。並便で1通400円と聞くと、今の全国津々浦々82円でお手紙を届けてくれる郵便制度ってなんてスバラシイのだと思ったりもする(笑)
     そしてそして。「越後屋、そちも悪よのう」で有名なワイロ。思い浮かぶお盆の上の小判の包みは一体いくらぐらいだったのか?小判の一包み25両(ちなみに紙の合わせ目に両替屋の印が押されていたそうな)、時代によって差はあるけれど250万円ぐらい。お盆の上に四つ載っていれば1000万円!!そんな大金が動いていたんだー。
     とはいえ江戸時代はワイロが当たり前で、田沼意次の時代には役職に就くために250両、2500万円を贈ったとか。
     いや~これまた深い。読めば読むほど、歴史の中の出来事が現実的に感じられてきて、最初から最後まで楽しめました。

  • 時代考証という視点からだと、庶民の生活が細かいレベルで知ることがてきて興味深かった。
    特に食に関してはおもしろい。鮨屋ののれん、鰻など…。魚の食べる部位が今と違うからこそ、野良猫が美味しいものを食べてたのではないか…など、そんな小さな豆知識がいい。

  • 著者は色々なドラマやバラエティ番組などの時代考証を担当している方。
    江戸の暮らしの他に、現代の時代劇ではどのように撮影しているのかなどの豆知識も書かれていて参考になりました。

    心に残った箇所は以下。

    ・深川は江戸とみなされていなくて、深川の人も「俺たちは江戸っ子じゃねぇ」と思っていた。

    ・武士は腕前や状態により刀の差し方が異なる。
    (身体に垂直(地面と平行)の時は、抜きやすいので腕が未熟or臨戦態勢。身体と平行に近い持ち方の時はその逆)

    ・着物は構造上何枚も重ねてあって厚いので、刀で切っても致命傷にはならない

    ・江戸初期の門松は竹を一本枝が付いたまま使っていることが多かったが、江戸城(家康)の門松は枝を切り落とし、上部も断ち切ってあった。
    これは武田軍に苦しめられた家康が「武田の首を落とす」意味で竹を切ったことから来ている。

    ・新選組のあの羽織は1着20万円。だがあまり着用回数は多くなかった。

    ・白虎隊は出撃するときフランス式の洋装だった

    ・日本人は一日5合のコメを食べていた
    (その分おかずが少なかった)

  • 江戸の昔を読み解くのは楽しそう。本に書いてあるからとかテレビに映ってるからと言って真実とは限らない。そりゃそうだウン。傾向としてこうだったんだろうと推測するしかないのだから。

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時代考証家が教える 江戸の暮らしがわかる本 (じっぴコンパクト文庫)の作品紹介

一概に江戸時代といっても、約二百六十年の治世の中では、文化も街並みも様変わりしています。家の造りやちょん髷でも、江戸時代前期と後期では違います。しかし私たちが時代劇で観る江戸は、いつも同じ。果たして本当の江戸とはどのようなものだったのでしょうか?時代考証家である著者が「たった一人の将軍様のお食事に二百人」「ねずみ小僧は盗んだ千両箱を担げたか?」など、将軍の一日や武士のしきたり、庶民の暮らしぶりなど、江戸の日常を面白く解説します。

時代考証家が教える 江戸の暮らしがわかる本 (じっぴコンパクト文庫)はこんな本です

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